ピアノ

ピアノ・リサイタル アブデル・ラーマン・エル=バシャ 72の前奏曲 第2夜

エル=バシャさんの演奏を聴くのは久し振りでした。彼は毎年ゴールデンウィークに開催されているラ・フォル・ジュルネという音楽祭の常連なので、いつでも聴けるから、敢えて積極的に聴きに行こうとはしませんでした。既に何度もラ・フォル・ジュルネで聴い…

ピアノ・リサイタル アブデル・ラーマン・エル=バシャ 72の前奏曲 第1夜

レバノン出身、フランスで学んで日本を含む世界各地で活躍・・・と言っても日産のゴーンさんではなく、ピアニストのエル=バシャさんのことです。 わたしは演奏家を基本的に「さん付け」で呼んでいるのですが、エル=バシャさんに関してはエル=バシャ様とか…

2018年10月9日 コリヤ・ブラッハー ヴァイオリン・リサイタル

トッパンホール Toppan Hall ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ 第3番 変ホ長調 Op.12-3 ショスタコーヴィチ ヴァイオリン・ソナタ Op.134 フランク ヴァイオリン・ソナタ イ長調 ワイル(フレンケル編) 舞台音楽「三文オペラ」より ガーシュウィン(ハ…

ピアニスト エリソ・ヴィルサラーゼ ジョージア(グルジア)はピアニストの宝庫 (ごめん、かなり脱線して国と地域を語る)

Elisso Wirssaladze / Eliso Virsaladze 1942年、ジョージア(グルジア)のトビリシに生まれる Roque d'Antheron 2004 - Virsaladze 2004年ラ・ロックダンテロンでの演奏。ルネ・マルタン氏がプロデュースする南仏のピアノ音楽祭にヴィルサラーゼさんも出て…

ピアニスト アレクサンドル・メルニコフ 知的好奇心 ピアノと濃密に付き合う

Alexander Melnikov 1973年、ロシアのモスクワに生まれる ショスタコーヴィチは、バッハコンクールでのロシアのピアニスト、タチアナ・ニコラーエワの演奏に感動して、バッハの平均律クラヴィーアに倣い、24の前奏曲とフーガを作曲した。バッハと同じように…

ピアニスト ルイス・フェルナンド・ペレス 銀髪・眼鏡の熱いスペイン男

Luis Fernando Pérez 1977年、スペインのマドリードに生まれる 長身、銀髪、眼鏡・・・それと、蝶ネクタイ。 「いや、蝶ネクタイはクラシック音楽では普通でしょ」と、あまりコンサートに行かない人は思うかもしれない。いや、きちんと蝶ネクタイまで付けて…

ピアニスト アレクサンドル・タロー アイディアとセンスが素敵

Alexandre Tharaud 1968年、パリに生まれる フランスの作曲家ダリウス・ミヨーのバレエ音楽「屋根の上の牛」という作品がある。アレクサンドル・タローのCDのタイトルにこの作品名が採用されている。なぜなら、それは1920年代パリで人気だったキャバレーの店…

我が偏愛の・・・ 2

シリーズ名から「天才たち」を外した。 「偏愛の」という部分の方が大事なのだ。ここで紹介する演奏家たちは、わたしが語りたくなるエピソードが沢山ある演奏家たち。どんなに天才であっても、その演奏が好きであっても、極めて個人的な「偏愛」ストーリーが…

映画「フジコ・ヘミングの時間」を観てきた

映画『フジコ・ヘミングの時間』予告編 フジコさんファンの皆さん、こんにちは。 音楽好きのスズキです。 映画を観てきました。 映画を観て、改めて思うのは、わたしはフジコさんのヨーロッパ気質が好きなのですよ。古き良き時代のヨーロッパを愛する気持ち…

東京 目黒のクラシック音楽バーに行った

その日は2回目の訪問だった。 他のお客さんの音楽トークを盗み聞きしようと思って行くのだが、18時の開店直後、いつも客はわたし1人。バーのオーナーと会話しながら他の客を待つ。 バーの名前はフランス語なのだが、オーナーの話を聞くと、ロシアや東欧に情…

台湾のクラシック音楽ライター 焦元溥   ラフマニノフに関する博士論文(英語)

チャオさんについて 焦 元溥 YuanPu Chiao 1978年台北生まれ。クラシック音楽、特にピアノに只ならぬ情熱を注ぐ人物。国際関係学を学んでいたアメリカ留学時代から、個人的に世界の大物ピアニストにインタビューを申し込み、インタビューを実現させてきた。…

ピアニスト ヘルベルト・シュフ わたしの「三大ピアニスト」の1人

Herbert Schuch 1979年、ルーマニアのティミショアラに生まれる 最初に断っておくが、かなり脱線する。音楽から遠ざかってしまっても、この分野に興味関心をお持ちの方であれば楽しんでもらえると思う。 わたしの旧ブログを読んだライターの方に「スズキさん…

ピアニスト エリック・ル・サージュ わたしの「三大ピアニスト」の1人

Éric Le Sage 1964年、南フランスのエクス=アン=プロヴァンスに生まれる 旧ブログで書いたシューマンCDに関する記事には少々反響があった。ページへのアクセスも多く、ツイートしてくださった人もいた。 ○○全集というCDを制作する演奏家は多いが、シューマ…

ピアニスト フランク・ブラレイ わたしの好きなピアニスト第1号

Frank Braley 1968年、パリ郊外コルベイユ=エソンヌに生まれる 2008年に見たコンサートチラシをまだ覚えている。オレンジ色のシャツを着たボリュームある長い髪の男。そのときは興味なかった。今でも、そんなチラシを見ても知らないピアニストなら興味を持…

我が偏愛の・・・1

そんなタイトルで始まる本がある。(「我が偏愛のピアニスト」青柳いずみこ著) クラシック音楽を聴き始めたころ、わたしはイイ子ぶっていた。特定の誰かを贔屓しないように心掛けた。音楽を仕事にしている人はみんな同じように素晴らしい。 ところが、一旦…

YouTuber(ユーチューバー)スズキ?! ピアノ演奏セレクション

www.music-szk.com 始めにいっておくが、こちらの記事で書いたとおり、わたしがピアノを弾くのは上手くなりたいからではない。もう上手くなる見込みはない。かすかな期待もしない。わたしにとってピアノを弾くということは、コンサートに行くとか、CDを聴く…

「コツコツ努力すれば誰でもピアノが上手くなる」を疑う

捻くれ者で申し訳ないのだが、コツコツ練習を積み重ねれば必ずピアノが上達するという考え方には賛同できない。 才能がある人なら、適切に指導を受けて努力を続けることで、ますます演奏が磨かれていく。それは確かだ。せっかく授かった才能なのだから、ぜひ…

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