YouTuber(ユーチューバー)スズキ?! ピアノ演奏セレクション

 

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始めにいっておくが、こちらの記事で書いたとおり、わたしがピアノを弾くのは上手くなりたいからではない。もう上手くなる見込みはない。かすかな期待もしない。わたしにとってピアノを弾くということは、コンサートに行くとか、CDを聴くとか、音楽関連の本を読むとか、ヨーロッパの言語を勉強するということと同じように、音楽をより深く知り楽しむための手段の1つに過ぎない。

 

そして、ここに載せた演奏動画は人前に堂々と出せるような出来の良いものではない。自分のための記録として残したものだが、興味ある人にだけ聴いてもらいたい。

 

下手な演奏は気持ち悪くて聴くに耐えないという人は決して再生してはいけない

音楽に癒されたいという人にも遠慮していただく。落ち着いて楽しく聴けるレベルの演奏ではない。

 

あくまで、スズキさんがどんな曲を選び、どんな風に弾いているか、少し気になるから、少し聴いてみたいと思う人に向けた記事であり、動画である。

 

 

スズキ動画でなぜか人気の動画2

バッハ マタイ受難曲より Wir setzen uns mit Tränen nieder (合唱のピアノ伴奏譜)

 

2011年3月の震災直後、弾きたくなって楽譜を探した。実は若干省略している部分がある。全体的に再生数の少ないスズキ動画の中でなぜか第1位の再生数を誇る。ピアノソロ曲ではない。

 

世界各地の知らない人々が、この演奏を気に入ってくれているらしい。嬉しいような、少し恥ずかしいような、いや、やっぱり嬉しい。

 

 

シューベルト 歌曲「ガニュメート」


Schubert | Ganymed | Op. 19-3 | D544

 

全体的に再生数の少ないスズキ動画の中で、第2位の人気を誇るのは、またもや、なぜかピアノソロ曲ではないシューベルト歌曲のピアノ伴奏。

 

ひょっとしたら、世界のどこかの歌手がスズキの動画に合わせて歌の練習をしているのかもしれない。いつか「一緒に共演したい」という申し出があるかもしれないと思って待っているのだが、2018年現在、誰からもご連絡をいただいていない。

 

同時に歌曲「水の上で歌う」も録音したのだが、こちらは再生数が少ない。気に入ってもらえなかったらしい。

 

「ガニュメート」は、2013年夏にオーストリアのシューベルティアーデ音楽祭に行く前に予習として演奏した。ピアノだけでも素敵な曲。さすが我らがシューベルトさん。でも、歌が絡み合うと更に素敵な曲なのだ。清々しい朝の光を浴びて伸びやかに歌うイメージ。

 

それからスズキは、歌曲に続き、室内楽作品のピアノまで弾くようになった。共演者もいないのに1人で。

 

 

発表会で弾いた曲

 

ブラームス ピアノソナタ第3番より第3楽章スケルツォ


Brahms Piano Sonata No. 3 (op. 5) III. Scherzo

 

2010年にピアノを買って、2011年に子ども時代に受けたレッスンを再開して、最初の発表会で弾いたのはブラームスのこの曲だった。はっきり言って、ふつうの選曲ではない。ピアニストのエリック・ル・サージュのCDが気に入って選んだ曲。

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ドビュッシー 前奏曲集第1巻より「アナカプリの丘」


Debussy: Préludes I ... Les collines d'Anacapri

 

自分で言うのも悲しいけど、この動画はかなりキモイ。見ないほうがいい。(そう言われると見たくなるって?)ウィーンのベーゼンドルファー本店の練習スタジオでの演奏。

 

ブラームスの次の発表会で弾いたのはドビュッシーの「アナカプリの丘」とラヴェルのクープランの墓より「フォルラーヌ」だった。「アナカプリの丘」はピアニストのフランク・ブラレイのDVDの演奏が気に入って選んだ曲。

 

 

シューベルト 4つの即興曲 D935 第4曲


Schubert: Impromptus Op. 142-4 / D935-4

これもまたフランク・ブラレイの演奏映像で気に入って選んだ曲。

 

「アナカプリの丘」ほどではないが、こちらもけっこうキモイ動画で申し訳ない。

 

ピアノ弾きはドレミファソラシドレミファソラシ・・・と滑らかに弾けるように訓練するのだが(=スケール、音階という)、ご覧の通り、わたしはほとんどスケールが弾けない。習得する気もない。

 

ああ、マイン リーバー シューベルトさん!!! これもまた好きな曲!シューベルトさん、好きです。シューベルトはこれ以降もよく弾いているのだが、悲しいことに出来は常にイマイチ。

 

 

シューマン ダヴィッド同盟舞曲集 第1部


Schumann | Davidsbündlertänze, Op. 6 Heft 1

これはエリック・ル・サージュのCDで気に入って選んだ曲。発表会用ではなかったが、他に弾ける曲がなかったので弾いた。

 

 

J. S. バッハ カンタータ第127番 アリア(バウアーによるピアノ編曲)


Die Seele ruht in Jesu Händen (from J.S. Bach Cantata No. 127 / piano arrangement by Harold Bauer)

ヘルベルト・シュフのCDで気に入って選んだ曲。ここからわたしはバッハの世界に入っていった。

 

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わたしはブラレイ、ル・サージュ、シュフを「三大ピアニスト」と呼んでいる。彼らの選曲と演奏表現はわたしを魅了する。ここに挙げた動画以外にも、彼らの影響で弾いてみた曲は多い。

 

 

J. S. バッハ 平均律クラヴィーア第1巻 BWV869 ロ短調 前奏曲


J. S. Bach | Das Wohltemperierte Klavier | h-Moll BWV 869 | Präludium

J. S. バッハ 平均律クラヴィーア第1巻 BWV869 ロ短調 フーガ


J. S. Bach | Das Wohltemperierte Klavier | h-Moll BWV 869 | Fuge

 

上の2つは、2017年夏に発表会で弾いた。ライプツィヒ旅から戻ってから弾き始めた。わたしにとって、この曲は十字架を背負って丘を昇っていくイメージ。

 

 

オマケ1

適当にほぼ即席で弾いたのだが、意外とアクセスの多い曲がいくつかある。2つだけ紹介する。たぶん、YouTube上にあまり存在しない曲なのだろう。検索結果が少ないので、仕方なくスズキ動画を再生したに違いない。すまん。

 

セヴラック「休暇の日々」から「古いオルゴールが聴こえるとき」


Sévérac: En vacances, Où l'on entend une vieille boîte à musique

フランスの珍しいピアノ曲を集めたシプリアン・カツァリスのCDで知った曲。

 

MP3ダウンロード(クリック)

 

シューベルト Sehnsucht-Waltzer


Schubert: Sehnsuchtswalzer

ヘルベルト・シュフのCDで知った曲。

CD(クリック)

 

MP3ダウンロード(クリック) 

 

 

オマケ2

まともにピアノを弾く能力などないのに歌曲や室内楽まで弾いているスズキが熱い視線を送るのはオペラのピアノ譜。歌手がオーケストラではなくピアノ伴奏で練習するときに使用される楽譜。

 

こちらの動画はロンドンの歌劇場ロイヤルオペラハウスの音楽監督アントニオ・パッパーノがヴェルディの歌劇「シモン・ボッカネグラ」について演奏しながら解説している様子。


Antonio Pappano on Verdi as 'a master of musical tension' in Simon Boccanegra (The Royal Opera)

 

こんな風に、オペラを語りながら、歌いながら、オーケストラ部分をピアノで演奏できたら、スズキの人生はとても楽しくなるような気がする。これがわたしにとって究極の理想的な「ピアノ弾き」なのかもしれない。

 

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