2018年 クリスマスに行きたいクラシック音楽コンサート特集 東京・首都圏(そろそろ第九は卒業したい皆さんに!)

年に1回だけクラシックコンサートを鑑賞する皆さん、こんにちは。

音楽好きのスズキです。

ベートーヴェンの交響曲第9番合唱付き、通称「第九」のチケットはもう手配しましたか?

もし、まだであれば、今年は別のコンサートに行ってみませんか? 

 

年末コンサートのもう1つの定番曲 ヘンデル「メサイア」を楽しむ

2018年12月23日(日・祝)15:00~

サントリーホール(溜池山王)

指揮:鈴木雅明
バッハ・コレギウム・ジャパン
ソプラノ:森谷真理
アルト(メゾ・ソプラノ):藤村実穂子
テノール:ザッカリー・ワイルダー
バス:ベンジャミン・ベヴァン

 

ヘンデル:オラトリオ『メサイア』HWV 56

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ハーーレルヤ! ハーーーレルヤ!

ハレルヤ!ハレルヤ!ハレーールヤ!

第九を卒業する決心はしたけど、やはり少し未練があるアナタにおすすめします。晴れやかな合唱で1年を締め括りましょう。

おすすめの点

  • 年末らしい盛り上がりを感じられる
  • サントリーホールは雰囲気抜群。ホール前のカラヤン広場のクリスマス・イルミネーションも毎年オシャレ。

ただし・・・

  • メサイアの演奏時間は2時間半。第九より長いので、長時間の鑑賞が苦手な人は要注意。でも、3部構成で、各部に短い合唱やソロ独唱が沢山はいっているので楽しめると思います。もちろん15分~20分の休憩が1回か2回あります。

カラヤン広場

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ディナー付きチケットはホテルオークラで販売

http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/events/christmas_event/

 

大迫力のパイプオルガンを堪能 スペシャル企画コンサート ミューザ川崎

https://www.kawasaki-sym-hall.jp/calendar/detail.php?id=2354&y=2018&m=12

2018年12月22日(土)14:00~

ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎駅)

MUZAパイプオルガン クリスマス・コンサート2018

オルガン:松居直美
ソプラノ:鈴木美紀子
作曲・編曲:松岡あさひ
原作:ヘンリー・ヴァン・ダイク

 

J.S.バッハ:「高き天よりわれらは来たれり」によるカノン風変奏曲 BWV769a
D.ブクステフーデ: 暁の星のいと美しきかな BuxWV223
B.ブリテン:鳥たち
J.ラター:ある木に咲いた花
松岡あさひ:新曲初演

ほか

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ホールアドバイザー 松居直美企画 ~言葉と音楽で彩るファンタジー~ ヴァン・ダイクのクリスマス朗読劇「もう一人の博士」という、面白そうな企画です。具体的にどんな雰囲気になるのか・・・なかなか想像するのは難しいのですが。

パイプオルガンの音を生で聴いたことはありますか?

ヨーロッパの教会に行かないと聴けないなんて思っていませんか?

日本の多くのコンサートホールにもパイプオルガンが設置されています。オーケストラや大合唱団と一緒にパイプオルガンを聴いても、他の音に埋もれてしまってパイプオルガンの迫力は薄れてしまうでしょう。このコンサートはオルガンとソプラノ歌手1名だけによる演奏ですから、オルガンの音を思いっきり堪能できると思います。

ミューザ川崎でも、他のホールでも、無料や小額で聴けるランチコンサートでパイプオルガンの音を楽しめます。機会があったら行ってみてください。世にも奇妙な楽器です。だって、建物全体が楽器なのですから。その迫力と響きに圧倒されてしまいます。体験してみてください。

おすすめの点

  • 本格的な音楽を聴きたいけど、長いクラシック曲は苦手で心配という人には合っているかも。このような内容の企画でパイプオルガンを使うというのは珍しい。
  • SPAC-静岡県舞台芸術センターから俳優、監修、構成・演出担当者が参加し、川崎ミューザのホールアドバイザーでオルガン奏者の松居直美さんが企画という、特別なイベント。第九やメサイアは毎年鑑賞できるけど、このコンサートはおそらく今年だけなのでは?貴重な機会。
  • ミューザ川崎はステキなホール
  • パイプオルガンを堪能

ただし・・・

  • 埼玉や千葉にお住まいの方にとっては少し遠い。
  • 川崎駅周辺にも飲食店はあるが、もし、オシャレで落ち着いた町でランチやディナー楽しみたい場合は、別の場所へ移動しなければいけないかもしれない。

 

イザベル・ファウストが弾くベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲 フランスのオーケストラの演奏と共に

2018年12月17日(月)19時~

サントリーホール

指揮:ダニエル・ハーディング指揮
ヴァイオリン:イザベル・ファウスト
パリ管弦楽団

 

ベルリオーズ:オペラ『トロイアの人々』より「王の狩りと嵐」
ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.61
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 Op.68 「田園」

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ドイツ生まれのヴァイオリン奏者イザベル・ファウストはわたしの好きなトリオのメンバーの1人です。(他のメンバーはピアニストのメルニコフとチェロ奏者のケラス。)彼女の生演奏はまだ1度しか聴けていませんが完全に惚れ込みました。その後、ファウストがバッハのヴァイオリン無伴奏曲を演奏するというリサイタルを見つけたのですが、だいぶ先なのに既に完売でした。彼女の無伴奏を上野の小ホールで聴くなんて、なんと贅沢な・・・ ああ、行きたかった。鑑賞した人が羨ましい。

定番の第九は卒業して、ついにコアなクラシック音楽ファンが信頼するヴァイオリニストの演奏を聴いてしまおう・・・なんて意気込んでいるアナタにおすすめします。

 

ファウストが弾くベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲


Beethoven: Violin Concerto / Faust · Haitink · Berliner Philharmoniker

 

おすすめの点

  • クラシック音楽ファンから根強い人気のヴァイオリニストによるベートーヴェンの名作の演奏
  • ヨーロッパから来日するソリスト、指揮者、オーケストラによる演奏はクリスマス気分にプラス
  • サントリーホールは優雅な気分に浸れる。
  • 鑑賞前後にアークヒルズ内の飲食店で軽く食べたり飲んだり

ただし・・・

  • クリスマス気分にドップリ浸るには数日早いかも。しかも月曜日。

 

昔の鍵盤楽器チェンバロでバッハなど しんみり内省的に音楽に浸る

http://www.toppanhall.com/concert/detail/201812181900.html

2018年12月18日(火)19:00~

トッパンホール(飯田橋・江戸川橋・後楽園)

チェンバロ:アンドレアス・シュタイヤー

曲目詳細は上のリンク先をご確認ください。

J.S. バッハ、ジョン・ブル、ベーム、ヴィヴァルディ、スウェーリンク、クープラン、フローベルガー作曲の作品を「幻想様式」「イタリア風に・・・」「半音階的幻想」「フランス様式で・・・」「その他のギャラントな音楽も・・・」「死を思え」というカテゴリーに分けて演奏。

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ええと、これは単にわたしの趣味です。。大ホールで元気な曲で盛り上がるより、小ホールで内省的に音楽を楽しむのが個人的に好きなのです。大ホールとは違う種類の「盛り上がり」を感じられます。

今回ご紹介した中では最も通好みなコンサートです。チェンバロの音が好きなら、間違いなく幸せな時間に浸れるでしょう。

演奏者のシュタイヤーはチェンバロだけでなく、現代ピアノやフォルテピアノの演奏でも活躍しています。


Andreas Staier plays Bach

 

おすすめの点

  • 小ホールならではの良さ
  • チェンバロの音を堪能
  • 帰りは神楽坂で軽く食べたり飲んだり

ただし・・・

  • クリスマス気分にドップリ浸るには数日早いかも。しかも火曜日。
  • トッパンホールはどの駅からも少々距離がある。徒歩10分ぐらい。

 

バレエ「くるみ割り人形」 生演奏とダンスと舞台セットを同時に楽しむ

https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/nutcracker/

2018年12月16日(日)13:00 / 18:00
2018年12月18日(火)13:00
2018年12月21日(金)19:00
2018年12月22日(土)13:00
2018年12月23日(日・祝)13:00 / 18:00
2018年12月24日(月・休)14:00

新国立劇場(新宿 初台)

新国立劇場バレエ団

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「くるみ割り人形」の音楽はチャイコフスキー作曲です。世界各地でクリスマスの定番演目となっています。知っている曲も多く出てくるし、舞台セットも魅力的です。新国立劇場の専用ウェブサイトを見れば、もう、その世界に惹かれてしまうでしょう。年によってプロコフィエフ作曲のバレエ「シンデレラ」を上演することもあります。両方とも鑑賞したことがあります。いつもケチって安い席を買うので、席から舞台は遠いのですが、全体を見渡せるので十分楽しめました。

 

「チケットぴあ」で詳細検索するときの注意点です。クリスマスにクラシック音楽コンサートに行こうと思って「クラシックすべて」を選ぶと、バレエは検索結果に表示されません。「演劇すべて」の「バレエ・ダンス」にもチェックを入れましょう。新国立劇場バレエ団の他にも、来日バレエ団や国内バレエ団がこの時期に各地でバレエ作品を上演します。

新国立劇場(外)

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おすすめの点

  • 新国立劇場は雰囲気抜群。建物内にも外にもクリスマスツリーが設置される。
  • 実はクラシック音楽を聴くと眠くなるという人でも、ストーリーと踊りと舞台セットがあるので眠くなりにくいかも。

 

クリスマスこそオペラを! 総合芸術ならではの華やかさ!(・・・だけどクリスマスの時期にはあまり鑑賞機会がない)

https://www.nntt.jac.go.jp/opera/performance/9_011624.html

2018年12月6日(木)19:00~
2018年12月9日(日)14:00~
2018年12月12日(水)14:00~
2018年12月15日(土)14:00~

新国立劇場(新宿 初台)

ヴェルディ歌劇「ファルスタッフ」

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本音を言えば、わたしはクリスマスにこそオペラを鑑賞したい。残念なことに、日本では年末は第九とバレエばかりです。東京でオペラを鑑賞できるのは主に新国立劇場と上野の東京文化会館大ホールなのだけど、新国立劇場はクリスマス時期はバレエを上演し、文化会館では日によって第九かバレエを上演するので、オペラを楽しみたい人は自宅でDVDでも観るしかないのです。ああ、悲しい。

「ファルスタッフ」はヴェルディ作曲のオペラの中では珍しく、喜劇なので楽しく鑑賞できるでしょう。東京が本格的なクリスマスシーズンに突入する直前に鑑賞できる唯一のオペラです。


新国立劇場オペラ「ファルスタッフ」ダイジェスト映像 Falstaff-NNTT

 

おすすめの点

  • クリスマスにオペラを観たい人にとっては唯一の選択肢
  • 喜劇なので楽しい気分で鑑賞できる

ただし・・・

  • クリスマス気分にドップリ浸るには早いですね。。。

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クリスマスシーズンに相応しいクラシック音楽は他にもたくさんあるのに、そのほとんどは、この時期に生演奏で鑑賞することはできません。

どのホールでもベートーヴェンの第九ばかり演奏されています。

第九は良い曲ではありますが、もっとコンサートの選択肢が広がると良いと思います。

以上です。

では、今年は新しいコンサートと出会えますように!

 

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