ヨーロッパ クラシック音楽旅プランの作り方

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個人旅行に行ける? → Yes !

英語に抵抗ない?  → Yes !

 

それなら、個人旅行でヨーロッパ音楽三昧の旅に行きましょう!

飛行機、ホテル、コンサートチケット、ヨーロッパの鉄道はそれぞれほんの数分で手配できます。簡単です。

 

必要なものは

・インターネット

クレジットカード

・Eチケットを印刷するための紙

だけです。

 

 

スズキ的クラシック音楽ヨーロッパ旅の作り方をご紹介しましょう。

旅には行けそうにない?そんな皆さんは、妄想でお楽しみください。

旅プランの立て方は人それぞれです。ここで紹介するのはクラシック音楽とヨーロッパ旅を愛するスズキのやり方です。

 

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ステップ1 コンサートをチェック

いずれヨーロッパ中のコンサートホールやオペラハウスの一覧を作成します。それを参考にしていただければと思います。

 

旅の候補地

  • 好きな演奏家が演奏予定のホール
  • 好きなオーケストラの本拠地
  • 好きなオペラハウス(歌劇場)
  • 好きな作曲家ゆかりの地域
  • 音楽祭が開催されている地域
  • いわゆる「音楽の都」ウィーン、パリ、ザルツブルクなど

 

演奏家のスケジュールは、演奏家の個人ウェブサイトまたはマネジメント会社のウェブサイトで確認できますが、なかなか更新してくれないサイトもあります。

また、どこにも演奏スケジュールを公開していない演奏家もいます。

その場合は、その演奏家がよく演奏するホールのサイトをチェックするか、Google検索で演奏家の名前を検索してみましょう。ツールで期間指定「1年以内」で検索してみるのが良いと思います。何かしら演奏予定の情報を得られるはずです。

 

コンサートは3つ以上、旅プランに含めましょう。なぜなら、演奏者が演奏をキャンセルして代役が演奏するということもあるし、何らかの事情でコンサートそのものが中止になってしまうこともあります。

飛行機代やホテル代を合わせて数十万円もかけて聴きに行くのですから、目当てのコンサートが1つだけの場合は、キャンセルのショックが大き過ぎて立ち直れません(涙)

大ファンのピアニスト1人を追いかける旅であっても、それ以外の楽しみをできるだけ多く旅プランに盛り込みましょう。万が一の事態に備えて。

 

ただし、焦って速攻チケットを購入する必要はありません。コンサートのチケットを購入する前に、航空券をチェックします。

 

 

ステップ2 航空券を買う → コンサートチケットを買う

フライトは1日違うだけでも値段が大きく変わります。残席数によっても値段が変わります。予算とコンサートスケジュールを考慮しながらベストな日程を選びましょう。

 

お好きな方法で航空券を購入してください。

わたしはいつも航空会社から直接買います。時期にもよりますが、数ヶ月前であれば比較的安く購入できます。あやしげな安売りサイトは使いません。

まず国内の2社のサイトをチェックします。

 

JAL 日本航空 国際線航空券 ヨーロッパ

ANA 全日空 国際線航空券 ヨーロッパ

 

都合の良いフライトが見つからなかった場合は、KLMオランダ航空をチェックします。JALはワンワールド、ANAはスターアライアンス、KLMはスカイチームという提携グループなので、KLMではJALやANAでは取り扱いのないフライトを手配できます。

 

KLMオランダ航空 

 

わたしは利用したことはありませんが、中東の航空会社は安い上に機内食が美味しいとよく聞きます。調べてみると良いでしょう。

 

航空券を購入したら、コンサートのチケットも手配しましょう。

 

主要ホールやオペラハウスの場合は、日本から簡単にネットでチケットを購入できます。英語または現地語のページから日時と座席を選び、名前、住所、Eメール、クレジットカード情報などを入力します。

PDFファイルのEチケットがEメールで届くので、それを印刷するだけです。EチケットにバーコードかQRコードがあります。ホールの入り口でチケットをスキャンしてもらってから入場します。

 

ただし、音楽祭のチケットは郵送で受け取ることが多いです。わたしが鑑賞したことがあるシューベルティアーデ、ルツェルン、ザルツブルクはすべてEチケットではなく、紙のチケットが国際郵便で送られてきました。何らかのトラブルでチケットが届かない場合は、問い合わせて確認しなければいけません。(わたしは1度だけ、ある書類が紛失してしまったことがあった。)余裕をもって手配しましょう。 

 

ステップ3 語学の勉強

面倒くさいとか言っていないで、ぜひとも現地語を勉強するべきです。

旅先の現地語はもちろんですが、オペラ歌曲を鑑賞するのに、その原語を知らない場合は、せっかくなのでその言語も勉強してみては? より鑑賞を楽しめるはずです。

 

学んだところで少ししか習得できないのですが、少しでも十分役に立ちます。

わたしだって、少し勉強したからこそ、コンサートで「サイン会あり」という現地語の張り紙に気付いたのです。2回ありました。1回目はパリでピアニストのフランク・ブラレイとカピュソン兄弟(ヴァイオリン、チェロ)のサイン会、2回目はウィーンで指揮者のダニエル・バレンボイムのサイン会でした。羨ましいでしょう?! ほら、あなたも現地語を勉強しておきましょうよ!

 

ヨーロッパならどこでも英語が通じると思っていませんか?そうでもないです。オーストリアの田舎でもドイツのライプツィヒでも、ホテルの外では基本的にドイツ語でコミュニケーションを取りました。

 

でも、オランダのアムステルダムを旅したときは、せっかくオランダ語を少し覚えていったのに、オランダ語を使う場面はほとんどなく、常に英語対応でした。ただし、コンサートホールだけは「こんばんは」「お楽しみください」など、スタッフはわたしにオランダ語で言いました。その言葉を自分が知っていただけで、少し嬉しいです。(ドイツ語と似ています。)

 

理想を言えば旅の前に6ヶ月ぐらいかけて、初級文法をすべて終了すると良いのですが、3ヶ月や1ヶ月でも、やらないよりは、やるべきだと思います。

 

フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ロシア語ならNHKラジオの語学講座がオンデマンドで聴けます。4月と10月に新講座が開講します。

www2.nhk.or.jp

 

YouTubeにも、世界の様々な言語を、英語解説で、無料で学べる動画がたくさんあります。便利な時代になりましたね。実はいま、スズキもYouTubeで某言語を学習中です。

 

わたしが最低限、暗記する言葉の一覧です。

こんにちは、ありがとう、おはよう、こんばんは、さようなら、数字、コーヒーください、白ワインください(笑)

 

ヨーロッパ旅行なんて遠い将来の夢。もしかしたら叶わないかもしれない夢であっても、語学の勉強は今からスタートできます。コツコツ始めてみませんか・・・?(え?やっぱりイヤなの?)

 

ステップ4 音楽の予習

面倒くさいとか言っていないで、予習しておくと良いですよ。何十万円もかけて旅をするのです。「よく分からなかったけど、何となく良かった」みたいな感想で終わってしまうなんて勿体無いです。

 

特にオペラはきちんと事前に内容を把握しておきましょう。音楽も知っているとさらに良いでしょう。

旅先の現地語と英語の2種類の字幕を表示してくれるオペラハウスもありますが、それでも、神話、宗教、哲学が絡む内容の場合は、字幕を読むだけでは内容を追えないことがあります。日本語でも掴みにくい内容のオペラを、英語字幕で理解しようと頑張ってみても、むずかしいです。現地語字幕のみの場合は、さらにむずかしいです。ほとんど何もわからない状態で2~3時間も鑑賞することになります。キツイです。

 

オペラ以外でも、世界初演などでない限り、できるだけ作品を理解しておいた方が、集中して鑑賞できるとわたしは思います。

わたしの経験上、旅先でのコンサート鑑賞は、東京での鑑賞より眠くなってしまう確率が高いです。昼間の観光の疲れが出てしまうのか、不慣れな土地で気を張っているせいか。

 

作品のポイントを知り、興味を持つことで、想像力も広がると思います。

よく記念に有料のプログラムを買うのですが、現地語がメインなので、残念なことに、ほとんど読めません。日本国内なら、演奏直前に軽く解説を読めば十分なのかもしれませんが、海外ではそうはいきません。

 

CD等の音源で予習する他に、楽譜を見てみるのも面白いと思います。

こちらのサイトで著作権切れの楽譜を無料で見ることができます。

IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music

ピアノリサイタルを鑑賞する場合は、自分でその曲をピアノで弾いてみることもあります。(弾けそうな曲で、時間があるなら、ですけどね。)

 

ステップ5 旅先の情報収集

情報はネットでたくさん拾えます。大いに活用しましょう。

でも、ネットだけでは、表面的な理解しかできません。国や地域の歴史、文化、社会を知りたいのなら、本を読むと良いでしょう。観光用のガイドブックではなく、歴史、文化、文学作品などを最低2~3冊、それから鑑賞予定の音楽や地域ゆかりの作曲家に関する本を2~3冊、合計5冊ぐらいでいかがでしょう。(もっとたくさん読んでも良いのですよ!映画を観るのもいいかもですよ!)

 

それから、空港からホテルまでの移動方法を調べましょう。

滞在地での交通(バス、メトロ、トラムなど)を調べましょう。観光は徒歩で十分なのか、1回ごと切符を購入するべきか、1日乗車券の方が良いか。現地到着後に調べても良いのですが、事前に大まかに把握しておくと安心です。

観光で訪れる予定の施設やオペラハウスやコンサートホールまでの行き方も調べておくと便利です。Googleマップまたは現地の交通機関のウェブサイトで調べます。

 

ネットで現地の天気をチェックして、旅の服装を準備しましょう。ヨーロッパは寒い日と暖かい(または暑い)日の気温差が大きいです。数日寒い日が続いたと思ったら、次の数日は暑い日が続くということもあります。昼と夜の気温差も東京より大きいです。コンサートの帰りは夜であることを忘れないでください。

わたしは旅行の予定がなくても、毎日自分のスマホでヨーロッパ各地の天気予報をチェックしています。(何のため? いや、特に意味はないのだけど、楽しいわよ・・・)

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ステップ6 ホテルの手配

わたしの場合、都市に泊まるときは、2ヶ月前に予約します。それほど急がなくても、十分確保できます。市内について何も分からない状態で予約するより、ある程度、どこに何があるか把握してから予約するほうが良いと思います。

 

一方、田舎の小さな村(わたしの場合、行くのはシューベルティアーデのときぐらいですが)のホテルは、できるだけ早く予約します。

 

都市の場合、次の点に注意してホテルを選びます。

  • コンサートホールへのアクセス

     公演は基本的に夜なので、安全に移動できる位置にあるホテル。
     可能ならホールから徒歩5分以内のところがベスト

  • 空港からのアクセス
  • 鉄道で移動する予定なら、鉄道駅へのアクセス
  • 朝食付き

  ヨーロッパの食事はボリュームが多すぎる。
  旅行中、わたしは基本的に一日2食。
  遅いランチを食べるので朝はしっかり食べたい。
  夜のコンサート前または後に軽くスナックを食べる。

  なので、わたしは朝食付きのホテルがいい。

 

Airbnbエアビーアンドビーを使いたいとも思うのですが、わたしは基本的に女一人旅なので海外で民泊を利用するのは少々心配です。

Booking.comでホテルを予約することが多いです。気が付いたら「フリークエント・トラベラー」になっていました。「フリークエント・トラベラー」になると、一部のホテルで特別割引が適用されます。

Booking.com

 

ステップ7 鉄道の手配

各国の鉄道会社のサイトで簡単に購入できます。

 

手順は飛行機やコンサートのチケットの手配とほぼ同じです。選んで、個人情報とクレジットカード情報を入力して、Eチケットを印刷するだけです。

 

数ヶ月前から買えます。1ヶ月ぐらい前には購入しておきます。現地で買っても良いのだけど、せっかくオンラインで買えるなら、先に自分で買ってしまう方が安心です。

駅に改札がない地域が多いです。そのまま乗車して、電車が出発してから乗務員が車内でEチケットを確認します。

 

ステップ8 携帯品など、その他の手配

海外旅行保険

念のため加入しておきますが、いままで一度も病気・怪我・トラブルに巻き込まれたことはないので、手続きや対応の良し悪しはわかりません。

 

Wi-Fi ルーター(テレコムスクエア)

ほとんどの旅で、お守り代わりにルーターをレンタルします。

ネットで情報収集したり、旅の自慢写真を披露したり、オンラインで飛行機にチェックインしたり・・・

現地の無料wifiの中にはセキュリティ上、少々不安なこともあります。頼りにしていたホテルのwifiがイマイチだったこともあります。安くはないです。痛い支出ですが、ルーターレンタルは仕方ないと考えています。

海外旅行中はスマホを機内モードにしたままwifi接続しています。電話は使いません。そもそも普段からほとんど電話は使っていません。

 

空港のカウンターで荷物を預ける前に、レンタルしたWi-Fiルーターを受け取ります。本体のみを手荷物に入れて、ケースやアダプターなど備品はスーツケースに入れて預けます。

帰国後、空港で返却します。行きと帰りは別の空港でも大丈夫です。

 

コンセント変換プラグ

必要な変換プラグを調べて持って行きます。

ヨーロッパ大陸ならC、SE、Bなど、イギリスは三つ脚のBF。

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スマホデジタルカメラのような精密機器の場合は、変圧器は不要です。変換プラグだけで大丈夫です。

他の電化製品は変換プラグだけでなく、変圧器が必要となります。(面倒なので、他の電化製品は旅には持っていきません・・・)

 

クレジットカード / デビットカード

わたしが海外旅で使うのは主にVISAデビットカードです。

 

先日、旅先の観光情報をYouTubeで調べていたら、動画内でタッチ決済(コンタクトレス=非接触)のカードが使われていました。パスモ/スイカのようにピっと音を鳴らすだけです。

あらら、わたし、そんなVISAカードは持っていないわ。もしかしたら旅先でわたしのカードは使えないかもしれない。

そう思って調べてみたら、なんと、わたしのVISAデビットカードもタッチ決済可能でした。カードにタッチ決済のマーク(ウェーブマーク)が付いています。

日本ではVISAカードでタッチ決済を使ったことがなかったので、気付かなかったのです。

 

スーツケース

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自分の細腕(?)で持ち運べる、小さいサイズのスーツケースと一緒に旅しています。空港のベルトコンベヤーで運ばれてくる自分のスーツケースを見ると、皆さまのスーツケースと比べて自分のは小さいと思います。

このスーツケースだと帰りのお土産が入らないので折り畳めるセカンドバッグを持っていきます。

荷物は最小限に抑えます。旅行中にホテルの洗面所で洗濯します。ヨーロッパは湿度が低いので短時間で乾きます。冬はヒーターのところに干します。

 

少々悩むのがコンサートの服装です。ファッションにはあまり興味ありませんが、その場に相応しい格好を心掛けたいと思います。結局のところ、毎晩同じワンピースでホールやオペラハウスに行くことになってしまいますが、わたしは全然それで良いのです。

オシャレが好きな人はアクセサリーを工夫して雰囲気を変えると良いでしょう。

靴はワンピースに合わせて1足だけ持っていくこともありますが、だいたい街歩きで履いている靴をコンサートでも履きます。歩きやすい黒いローファーかショートブーツです。

 

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旅の準備は完了ですか?

では、ボン・ヴォヤージュ!(フランス語)

グーテ・ライゼ!(ドイツ語)

良い旅を!

 

え? 行く予定はない?

では、スズキの音楽旅を読んで、旅行気分を楽しんでください。

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アナタがいつか、ステキなヨーロッパ音楽旅に行けますように。

 

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