オススメのクラシック音楽コンサート東京 紀尾井ホール 2019年2月

最寄駅は四ッ谷駅なのだけど、わたしはいつも飲食店が豊富な赤坂見附駅で降りて、何か軽く食べてから紀尾井ホールに向かいます。

紀尾井ホール Kioi Hall

http://www.kioi-hall.or.jp

 

座席数は800席です。2階の両サイド後方の席は避けるべきです。ほとんど何も見えないし、ステージも遠いです。同じ2階の両サイドでも前方のステージの真横の席は、演奏者との距離は近いです。ベストではないけど、わたしはわりと気に入っています。

室内楽のピアニストとして頻繁に来日しているエリック・ル・サージュのソロリサイタルを初めて聴いたのはこのホールでした。

 

気になるコンサートが2019年2月にあります。

 

紀尾井ホール室内管弦楽団

Kioi Hall Chamber Orchestra Tokyo

2019年2月8日(金)19:00
Friday, February 8, 2019

2019年2月9日(土)14:00
Saturday, February 9, 2019

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10月27日より発売

ミュトスとロゴスⅡ アポロンに寄せて
Mythos & Logos II Inspiration from Apollon

クープラン Couperin
パルナッスス山もしくはコレッリ讃
Le Parnasse, ou l’Apothéose de Corelli

バッハ Bach
ヴァイオリン協奏曲第1番イ短調BWV1041
Violin Concerto No. 1 in A minor, BWV1041

ヴォーン=ウィリアムズ Vaughan-Williams
トマス・タリスの主題による幻想曲
Fantasia on a Theme of Thomas Tallis

武満 徹  Takemitsu
弦楽のためのレクイエム
Requiem for Strings

ストラヴィンスキー  Stravinsky
ミューズを率いるアポロ
Apollon Musagète

 

ライナー・ホーネック 指揮 ヴァイオリン
Rainer Honeck    Conductor  Violin

 

今年、スズキはクラシック音楽と関係の深いギリシャ神話について少しお勉強したのです。少し賢くなったのです。(?)

歌うギリシャ神話 オペラ・歌曲がもっと楽しくなる教養講座
彌勒忠史 著
(画像をクリック)

読んだのはこちらの本です。カウンターテノール歌手の彌勒さんが書いた本です。彌勒さんの見事な歌声は新潟の能楽堂で聴いたことがあります。この本は、ギリシャ神話の中でも、我々クラシック音楽ファンに最適なエリアを網羅しています。

単純でお恥ずかしいのですが、とりわけアポロンとダフネの話がわたしは好きです。愛の矢と憎の矢の威力で、アポロンは愛しのダフネを追いかけ、ダフネは憎いアポロンから必死に逃げます。アポロンがダフネを手に入れたと思ったその瞬間、ダフネは月桂樹に変身して永遠にアポロンの愛を拒んだのでした。かわいそうなアポロン。

ふふふ。スズキも誰かに追いかけられて、寸前で永遠に拒絶したいわ。ひひひ。なんてね。密かな願望? いえ、冗談ですよ。誰もブスオバさんスズキを追いかけませんから。追いかけられても面倒だし。

アポロンにまつわる話はたくさんあって、ダフネとの話はそのうちの1つなのだけど、有名な話の1つでもあります。ギリシャ神話を何もわかっていないのに、上野の美術展で惚れ込んで買ったポストカードがあります。フランスの画家シャセリオーの作品「アポロンとダフネ」です。

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そんなアポロンが主役のコンサートプログラムです。

最後の曲「ミューズを率いるアポロ」は、実は来月別の場所で鑑賞予定なのでただいま予習中です。ストラヴィンスキー作曲のバレエ音楽です。ダンサーはアポロと3人のミューズで計4人。演奏時間は30分ぐらい。

ストラヴィンスキーのバレエ音楽と言えば色々ありますが、まずはセンセーショナルな「春の祭典」が思い浮かびますね。「ミューズを率いるアポロ」にはドギツさはありません。「春の祭典」をイメージして鑑賞すると、ガッカリするかもしれません。でも、毒々しさはないけど、それなりに印象的な部分はあるし、楽しめます。

せっかくなのでバレエ付きの映像を観たいと思って、いくつか探してみました。こちらは、そのうちの1つです。


George Balanchine's Apollo (Pacific Northwest Ballet)

振付師はジョージ・バランシン(1904年~1983年)。グルジア人の両親のもと、ロシアに生まれたバレエ振付師です。(本名ギオルギ・バランチヴァーゼはいかにもグルジア的な響きの名前です。)

動画を調べていて、気付いたのですが、作曲家ストラヴィンスキーの名前を入れないで検索するほうが、バレエ付きの映像を探しやすいです。バレエ界では、音楽の作曲家の名前より、振付師の名前の方が大事なのでしょう。

一方で、クラシック音楽界ではバレエ音楽をバレエ無しで演奏することが多いです。「春の祭典」も生演奏は何度か聴いたことあるけど、バレエ付きで鑑賞したことはありません。

クラシック音楽とバレエは関係が深いのに、どこか分断された世界であることを感じます。バレエ側は作曲家にはあまり注目せず、クラシック音楽側は踊りにはあまり関心がない・・・それでいいのだろうか。うーん。

わたしが来月鑑賞するのも、ここで紹介した来年2月の紀尾井ホール公演も、バレエ無し、音楽だけの演奏のみなのですが、バレエ映像をチェックしてみて良かったです。バレエ素人なので上手いコメントはできませんが、バランシンの振付は洗練されていて、美しいと思いました。演奏を聴くときに、あの踊りが目に浮かぶことを期待して、あと何回か再生してみようと思います。

 

 

ヴァレア・サバドゥス(カウンターテナー)& コンチェルト・ケルン

Valer Sabadus (Countertenor) & Concerto Köln

http://www.kioi-hall.or.jp/kioiweb/wp-content/uploads/20190213k1900_flier.pdf

2019年2月13日(水)19:00
Wednesday, February 13, 2019

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ダッラーバコ  ヘンデル  ジャコメッリ  ヴィヴァルディ  カルダーラ  ポルポラ
dall'Abaco   Händel   Giacomelli  Vivaldi  Caldara   Porpora

ヴァレア・サバドゥス  カウンターテナー
Valer Sabadus    Countertenor

コンチェルト・ケルン
Concerto Köln

 

カウンターテノール歌手のサバドゥスの名前は、オーストリアのシューベルティアーデ音楽祭のプログラムでよく見ます。わたしはこの音楽祭を贔屓にしています。ここに出る演奏家はきっと良い演奏家に違いない。勝手にそう思っています。

いったいどこ出身なのか分からない不思議な名前のこの歌手の名前もずっと気になっていました。このたび調べてみました。ウィキペディア(ドイツ語)によると、1986年、ルーマニアのアラド(ティミショアラにも近い)の生まれで、両親はピアニストとチェリスト。チャウシェシュク政権崩壊後、1990年に父親が亡くなり、ドイツに移住したとのこと。最初はピアノとヴァイオリンを学び、17歳でカウンターテノールに転向したそうです。

ルーマニアですか・・・意外でした。わたしの好きなピアニストの1人も同じくルーマニアに生まれてドイツに移住した人ですから。

ただし、サバドゥスの公演プロフィールにはどこ出身かということも、子ども時代のことも、まったく書かれていません。そのようなことを聴衆に知られることを、彼は望まないのでしょう。わざわざネット検索で調べたスズキを許してください。。

カウンターテノールと言えば、フィリップ・ジャルスキー。最近、来日してくれません(涙)(日本の窓口だった事務所の状況が影響しているのだろうか?)「ジャルスキーロス」を慰める公演になるのかしら?

プログラムから作曲家名だけを抜き出しました。手抜きです。でも、たぶん、曲を詳細に知らなくても楽しめるコンサートだと思うのです。(言い訳 笑)

サバドゥスとコンチェルト・ケルンは武蔵野市民文化会館でも演奏します。


Valer Sabadus, Countertenor - ARD-alpha

おや?このインタビューではルーマニアについても語っています。家ではハンガリー語も喋っていたとも言っています。ああ、わたし、もっとドイツ語が分かるようになりたい・・・ (ん?この歌手、ついつい釘付けになって見入ってしまう・・・こら!しっかりしろスズキ 笑)

 

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紀尾井ホールは、小ホールと呼ぶにはやや大きい、中規模ホールです。いいコンサートがあるのに、英語ページで案内している公演は紀尾井ホール室内管弦楽団の定期公演だけです。こちらも浜離宮朝日ホールと同様にホール内にチケットボックスはありません。購入はオンライン(日本語)、電話(日本語、英語)、チケットガイド(日本語)、残席がある場合はホールで当日券。

 

うーん、こちらも何だかなぁ。わたしがヨーロッパ旅で簡単に向こうのチケットを購入できるのと比べると、日本はまったくガラパゴスな状態で、英語情報は限られてるし、手続きは面倒だし、そもそも買う手段が無い場合もあるし・・・

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