夏休みの自由研究「クラシック音楽の作曲家について調べる」レポート作成のアイデア&クラオタのスズキのオススメ作曲家

知的好奇心の高いアナタ!

そこのアナタのことですよ!はい!

ようこそスズキブログへ!

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ここで紹介する内容はスタンダードなものではありません。「オススメ作品」もブログ主スズキの個人的な好みが強く反映されています。ふつうの無難なレポートを作成したい人は別のサイトを探して参考にしましょう。

 

  1. おもしろい(あまり知られていない)作曲家を選ぼう!
    バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン、ショパン・・・ 有名な作曲家たちはもちろん魅力的!大好き!大尊敬!
    だけど、クラシック音楽の作曲家は数え切れないほど沢山いる。個性的な人(変人?)ばかり! 数百年前から現在まで、ヨーロッパを中心に世界各地に数百人?数千人?もっと?

    ・自分好みの音楽
    ・おもしろいエピソード
    ・案外情報が沢山ある
    そんな作曲家が良いだろう。

    アナタにとってベストな作曲家を発掘しよう。
    後述の「オススメ作曲家一覧」やスズキブログ内の他の記事を参考にしていただければと思います。

  2. 本を読もう!
    世の中の情報がすべてネットに出ていると思っていませんか? ネット検索だけでレポートを書くとコピペがバレバレ。それに、みんなと似たようなレポートになってしまう。

    本には、まだネットに載っていない情報が載っている。少し面倒でも、がんばって読んでみよう。読書が苦手なら、目次を見て必要な部分だけ抜き出して読むのもアリでしょう。

    作曲家に関する本は図書館にあります。最寄の図書館のサイトで検索してみよう。

  3. 英語でネット検索しよう!
    ちょっと上級者向けかしら?
    世の中ほとんどの情報が日本語で読めると思っていませんか?
    そんなことはない。英語情報のほうが豊富だ。

    ウィキペディアで作曲家について調べてみよう。そして、ウィキペディアの言語選択で英語に切り替えてみよう。がんばって英語の情報を読もう。日本語だけでは入手できない情報をレポートに取り込もう。Google翻訳など機械翻訳も活用しよう。

    可能であれば、英語以外の情報も参考にしよう。フランスの作曲家ならフランス語の情報、ドイツの作曲家ならドイツ語の情報がもっとも充実している可能性が高い。Google翻訳で英語に翻訳すれば、ある程度までは意味が読み取れる。

    たとえ言葉がわからなくても、利用できそうな写真や図があるかもしれない。それだって、日本語だけで検索した人はゲットできない情報だ。ぜひ探し当てて活用しよう。

  4. YouTubeを利用しよう!
    作曲家の名前や、作品名で検索してみよう。
    そのとき、日本語ではなく、英語などアルファベットを入力して検索しよう。当たり前だが、その方が検索結果がたくさん表示される。

    YouTubeで曲を鑑賞して、個人的な感想をレポートに含めれば、それはオリジナリティの高いレポートになる。

  5. 著作権切れの無料楽譜を利用しよう!
    著作権はその人物の死後70年保護される。その後は無料で使える。無料で使える楽譜をダウンロードできるサイトはこちら

    IMSLP/Petrucci Music Library: Free Public Domain Sheet Music

    著作権が継続している作曲家の楽譜は、必要であれば購入しよう。

    楽器を演奏できるなら、演奏してみよう。歌ってみよう。リコーダーやピアニカでもOK。スマホの楽器アプリでもOK。演奏してみた感想を書こう。あるいは、誰かに聴いてもらおう。ネットで公開しよう。そして、感想を求めよう。まとめれば、オリジナルの内容のレポートになる。

    読めなくてもいいから、楽譜をちらっと見てみよう。著作権切れの楽譜は無料なのだから。何か発見があるかもしれない。読めないと思っていた楽譜、少し読めそうな気がしてくるかも?

  6. 特定の作品に "クローズアップ"!
    作曲家の人生全体をまんべんなく取り上げるつもり?
    そんなレポート、読み手は飽きてしまうかもしれない。それこそ、みんなと同じようなレポートになってしまう。

    その作曲家の作品の中から、「これはすごい!」と自分の感性で感じる作品を1つ選んで、その詳細に迫ってみよう。

    ベートーヴェン → 運命(交響曲第5番)のような定番でもOKなのだが、せっかくだから、人が選ばない(でも興味深い)作品を選ぼう。ベートーヴェンなら、ベートーヴェンが作曲した唯一のオペラ「フィデリオ」など、どうだろう?! 名作・・・ではないかもしれないが、いろいろ興味深い。

    ベートーヴェン作曲のオペラ「フィデリオ」で学ぶドイツ語講座 - 音楽好きのスズキ 第2楽章


    オススメは、オペラ作品。オペラにはストーリーがある。歌詞もある。レポートとして文章を書きやすいはず。イメージを膨らませてイラストなどの絵を描くのも良いだろう。人物相関図を作成するのも良いだろう。また、オペラ作品には作曲当時の社会の影響がみられたりする。政治、戦争、社会の弱者など。その辺もレポートに含めると、さらに充実した内容になる。

  7. 時代背景に注目しよう!
    音楽というものは、ただ美しいだけではない。るんるん、わくわく、気分を盛り上げるだけのものではない。音楽は、歴史的な出来事や社会を反映している。

    作曲家が生きた時代について調べよう。

    「ヨーロッパ」と1つにまとめてしまってはいけない。時代とともにヨーロッパも激しく変化してきた。ヨーロッパの中でも、国や地域によって、歴史も文化も違う。それらが作曲家に影響を与え、音楽に影響を与えてきた。

    時代背景を含めることで、アナタの研究レポートは重みを増す。また、音楽を聴くときの印象も変わってくる。

  8. オススメ作曲家
    音楽好きのスズキが独断偏見で選んだ「自由研究で取り上げたい、オススメの作曲家」を以下に挙げる。それぞれステキな人物像やエピソード(?)、参考図書、オススメ作品を紹介する。

  • プーランク

    フランシス・プーランク - Wikipedia

    ・フランス 洒脱な音楽 都会的 皮肉 ユーモア
    ・作品には二面性が見られる。素直で明るいけどちょっと遊び心と皮肉を加えた感じの曲と、宗教的で深刻過ぎる曲
    ・お洒落で知的で面白くて会話が弾みそう・・・個人的に友達になってみたい作曲家
    ・まだ著作権が存続しているので楽譜の無料ダウンロードは不可(実はちょっと前まで無料ダウンロード可能だった。日本の著作権は死後50年だったから。2018年に70年に変更になってしまったのだ・・・)
    ・プーランクはゲイ。同性の恋人とラブラブ。「おのろけ話」もよくしたらしい?フランスは、そういうことが可能だったんだ。同じ時代を生きたイギリスの作曲家ベンジャミン・ブリテンは、同性の演奏パートナーがプライベートでもパートナーだったことを表向きには隠し続けたのに。
    ・フランスという国に興味がある人にオススメ。
    ・(駄)スズキは以前、プーランクが時折訪問して宗教心を育んだフランスの村ロカマドゥールのチーズが気になって、わざわざ神楽坂まで買いに行ったことがある。

    【参考図書】
    プーランク没後50年だった2013年に発売された本。音楽そのものも好きだが、わたしはこの本を読んでプーランクという人物に惚れ込んだ。
    (画像クリック→Amazon)


    【オススメ作品】
    オペラ「カルメル会修道女の対話」
    予習完了 プーランク作曲オペラ「カルメル会修道女の対話」 METライブビューイング - 音楽好きのスズキ 第2楽章

    Dialogues des Carmélites: “Salve Regina”

    2台ピアノのための協奏曲
    インドネシアのガムランのような音楽を再現している。オススメはもちろんル・サージュ&ブラレイのピアノ演奏。

    ヴァイオリン・ソナタ「ガルシア・ロルカの思い出」
    スペインの詩人ガルシア・ロルカを知っていますか?スペイン内戦のときに銃殺された悲劇の詩人。プーランクはロルカと面識があったわけではないが、共通点もあり、同時代に生きたアーティストだったし、意識していたのだろう。オススメはル・サージュ&ブラッハーの演奏。
    こちらは違う人の演奏だけど、ちょっと聴いてみて。

    POULENC // Violin Sonata, FP 119: I. Allegro con fuoco by Patricia Kopatchinskaja & Polina Leschenko

 

  • ショスタコーヴィチ

    ドミートリイ・ショスタコーヴィチ - Wikipedia

    ・社会主義国家、旧ソ連で活動。
    その時代、多くの芸術家は自由な活動ができる「西」に亡命した。でも、国に残った人もいた。ショスタコーヴィチも残った人。国を代表する音楽家として持ち上げられながらも、制限のある中でアーティストとして活動する苦悩。
    ・密かに自己主張
    ドレミファソラシドはイタリア語、日本語ではハニホヘトイロハ、英語ではCDEFGAB、ドイツ語ではCDEFGAH。このアルファベットを暗号のように使った作曲家がいる。たとえばバッハ。シューマンも。そして、ショスタコーヴィチも自身の名前のアルファベットの一部DSCHを曲にこっそり入れていた。
    D = レ
    S = Es(つまり、E=ミのフラット)
    C = ド
    H = シ 


    DSCH Motif

    ・プーランク同様、ショスタコーヴィチもまだ著作権が継続しているので楽譜の無料ダウンロードは不可。

    【参考図書】
    数年前に図書館で借りたのだが、写真がおもしろい。幼い娘と愛犬と一緒に写っている写真で、なぜかちょっぴり逃げ腰のショスタコさん。。
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    【オススメ作品】
    交響曲が有名だが、個人的には室内楽など少人数で演奏できる作品が好き。小規模な曲は、大規模な曲と違い、当局の監視も少なく、比較的自由に作曲できたと思われる。

    ピアノ五重奏曲
    おお!ピアノがヴィルサラーゼさん!カッコイイー!ステキー!この曲は大好きなのでいつか楽譜を買って一人でピアノ遊びする予定。この曲には、ケタケタしいところと、繊細なところと、楽しいところがある。


    SHOSTAKOVICH - Piano Quintet g-moll,Op.57- E.VIRSALADZE & David Oistrakh String Quartet - "TroyAnna"


    弦楽四重奏曲(全15曲)下の動画はその中でも一番有名な8番の第2楽章より。ほら、あの暗号DSCHも聴こえるでしょ?!


    Shostakovich - String Quartet No.8 (2nd mvt) - Kashimoto, Brovtsyn, Majoni, Chaushian



  • プロコフィエフ

    セルゲイ・プロコフィエフ - Wikipedia

    ・近代までの有名作曲家の中で唯一、日本を訪問したことがある人。
    ・ピアノ曲は演奏困難でカッコイイ曲が多い。ピアノ弾き&鑑賞者ともに人気。他に、交響曲、協奏曲、バレエ音楽など。
    ・なぜか作家として作品を残している(→参考図書)

    【参考図書】
    作曲家プロコフィエフによる短編物語集。しかも、貴重な日本滞在(1918年)の日記も。
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    【オススメ作品】
    バレエ音楽「ロミオとジュリエット」モンタギュー家とキャピュレット家
    はい!再生して!むかしコマーシャルか何かで聴いたことあるでしょ? ピアノソロ版もある。わたしも大昔に弾いた。


    PROKOFIEV Romeo & Juliet Suite: The Montagues and Capulets (Sydney Symphony Orchestra / Gaffigan)


    弦楽四重奏曲第2番
    プロコ(愛称)の曲のオススメで弦楽四重奏曲を挙げる人はあまりいないのだろうけど・・・この曲好き。戦争中、プロコフィエフが疎開していたときの疎開先、コーカサス地方(後述、カスピ海と黒海に挟まれた地域)の一部、カバルディノ・バルカルの民謡が反映されている。


    Prokofiev: String Quartet No. 2 in F major, Op. 92, III. Allegro



  • ハチャトゥリアン

    アラム・ハチャトゥリアン - Wikipedia

    まずは、これを聴いて!知ってるでしょ?


    Khachaturian: Sabre Dance / Rattle · Berliner Philharmoniker

    これは日本語で「剣の舞」という名前で知られている曲。この曲は知っているけど、作曲者ハチャトゥリアンのことを知らない人は多いはず。狙い目でしょう。
    数年前にフィギュアスケートの浅田真央選手が演技で使用した曲「仮面舞踏会」もハチャトゥリアン作曲。

    では、次にこれを見てください!
    Արամ Խաչատրյան
    どうですか?!語学好きなら唸るでしょ?!
    カッコイイでしょ!?

    失礼、取り乱してしまいました。。。
    これ、いったいどこの言葉?!?!?!?
    これは実はハチャトゥリアンの国アルメニアの言語、アルメニア語の文字。そう、彼らにはローマ字でもないキリル文字でもない、独自の文字がある。ちなみに、上の文字はアルメニア語の「アラム・ハチャトゥリアン」。
    でも、ハチャトゥリアンが生きた時代のほとんど、アルメニアという国はソ連の一部だったので、独立国ではなかった。ハチャトゥリアンも「ソ連の作曲家」と思われてきた。1991年にソ連から独立したアルメニアは、コーカサス(前述の通り、カスピ海と黒海に挟まれた地域)に位置する。同じ時期に独立したジョージア(グルジア)やアゼルバイジャンが隣接する。詳細は本を読んでいただきたいが、アルメニアは独特で興味深い歴史と文化を持つ国であるので、その辺を含めてレポートを書くと面白いのでは?
    ・ハチャトゥリアンは1978年没なので、まだ著作権が存続。

    【参考図書】
    ハチャトゥリアンではなく、アルメニアの本。すごく面白かった。これほど独特な文化を持つ国を、この本を読むまで全然知らなかったとは。いつか旅してみたい。
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    【オススメ作品】
    ヴァイオリン協奏曲
    わたしは以前、ハチャトゥリアンという名前のヴァイオリニスト(もちろんアルメニア出身)が演奏するハチャトゥリアンのヴァイオリン協奏曲をコンサートで鑑賞したことがある。アルメニアではよくある苗字なのだろう。ちなみに、「~アン」「~ヤン」というのはアルメニアの典型的な苗字の特徴。欧米など世界各地にアルメニア系の移民が住んでいる。アナタも知っているはず。
    こちらの動画の奏者はハチャトゥリアンではなく、日本でも一部の人々の間で大ブレイクしたネマニャさんが演奏するハチャトゥリアンです。


    Khachaturian: Violin Concerto - Nemanja Radulović - Live Concert HD



  • ヤナーチェク

    レオシュ・ヤナーチェク - Wikipedia

    ・独特な作風
    ほとんどの作曲家は、過去の作曲家や同時代の作曲家から大きく影響を受けながら、作品を作っていった。そして、その作曲家自身も、その時代あるいは死後に後進の作曲家に影響を与え、その作曲芸術は引き継がれていった・・・
    というのが、よくあるパターンなのだが、ヤナーチェクに関しては、特定の作曲家に強い影響を受けたり、影響を与えたりということは、あまり見られない。究極のゴーイング・マイ・ウェイなところを、わたしは凄く尊敬している。流行っていた音楽(ワーグナーなど)に影響されず、我が道を突き進んだ人、それがヤナーチェク。
    そんな彼がインスピレーションを受けていたのは、地元モラヴィア(チェコの東半分)の民族音楽や人々の会話のリズムや音程。研究熱心だった。

    ・人生最後の10年、ヤナーチェクは38歳年下の人妻に猛烈に恋する
    別にいいではないか!(笑) 芸術家を魅了する特別な女のことをミューズと言う。音楽家も詩人も画家もミューズたちの美しさと彼女たちへの愛(時に一方的、時に双方的)に支えられて、すんばらしい芸術作品を作ったのだ。

    ヤナーチェクについて、チェコという国については、スズキのチェコ音楽旅の報告もご参考に。

    【参考図書】
    ヤナーチェクの人生を網羅し、作品の解説も充実している本といえば、おそらくこれしかないのでは?少々古いのだが、皆さんの地域の図書館にもありますように。わたしは既に数回この本を借りている。
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    【オススメ作品】
    ピアノソナタ 「1905年10月1日 街頭にて」
    ドイツ語が重視されていたチェコ。チェコ語で学ぶ大学の設立を求めてデモが起こり、犠牲になった若者がいた。想いをぶつけるようにヤナーチェクは作曲し、ピアニストが演奏した・・・のだが、ヤナーチェクはその後、楽譜を川に投げ捨てて破棄してしまった。幸いなことに、初演ピアニストがオリジナル楽譜を書き写していた。だから、わたしたちはこの曲を聴くことができる。この事件についても、この曲があるからこそ知った。ヨーロッパの複雑すぎる民族関係に想いを馳せるきっかけに。


    Herbert Schuch plays Janacek Piano Sonata


    グラゴルミサ
    代表的な曲だけど、やはりカッコイイ


    Janáček: Glagolitic Mass / Rattle · Rundfunkchor Berlin · Berliner Philharmoniker


    弦楽四重奏曲
    こちらの動画は1番「クロイツェルソナタ」より。関連するトルストイの小説「クロイツェルソナタ」も読んでみては? もう1つの弦楽四重奏曲「ないしょの手紙」もオススメ。「手紙」はもちろん、老ヤナーチェクのミューズ、若い人妻カミラさんへの一方的な手紙。


    Quatuor Zaïde - Leoš Janáček, Quartet No. 1, Kreutzer Sonata


    よろしければ、こちらの記事もどうぞ。

    2018年11月チェコ旅 ブルノで鑑賞したヤナーチェク作曲オペラ「利口な女狐の物語」がOperaVisionで6ヶ月間も公開されていたのに・・・(涙) - 音楽好きのスズキ 第2楽章



  • メンデルスゾーン 

    フェリックス・メンデルスゾーン - Wikipedia

    ・有名な作曲家ではあるが、彼の天才性はあまり語られていない気がする。
    裕福で教養豊かな家庭に育ったので、気品の良さ、優雅さなど、一般人がイメージするクラシック音楽にピッタリな人物なのだろう。でも、わたしがこれまでに調べて知ったことをベースにすれば、メンデルスゾーンは早熟すぎて天才すぎるがゆえに?(あるいは遺伝、性格など別の事情?)、気性の激しさ(発狂?)を持っていた人物であり、ある意味、個人的に、ものすごく惹かれる作曲家。また、38歳で亡くなった短命の作曲家でもあった。

    20歳でバッハの忘れ去られていた超大作マタイ受難曲を「復活」上演。あの芸術に酔うように没頭して指揮したのだろうな・・・想像できる。天才男。

    ユダヤ系の家系だったということがよく取り上げられるが、それだけでなく、何か生きにくかった面を感じずにはいられない。恵まれていたのも確かなのだが。

    【参考図書】
    この本だったと思うが、メンデルスゾーンの姉の夫が描いた少年時代のメンデルスゾーンが少女マンガ的なカワイらしさ(笑) 姉ファニーは優れた音楽家でもあった。でも女性が活躍しにくい時代だった。図書館で借りたが、文章が簡潔で読みやすかったと記憶している。
    (画像クリック→Amazon)



    【オススメ作品】
    弦楽四重奏曲第6番
    最愛の姉ファニーの早すぎる急死に衝撃を受けて作曲した。とことん暗く激しい曲。一度聴いたら忘れられない。でも、メンデルスゾーン自身にも死が近づいていたのだ・・


    BISQC 2013 - Schumann Quartett - Felix Mendelssohn Quartet No. 6 in F minor


    最初のヴァルプルギスの夜
    曲のベースとなっているのは、メンデルスゾーンのかなり年上の友人ゲーテの詩。わたしは内容をよく分かっていない。異教徒(ドルイド、ケルト系)の儀式が絡んでいる。舞台のハルツ山地(実在の山、最高峰は「ブロッケン山」)は魔女がいる山と言われている。「ヴァルプルギスの夜」というのは、年に1回魔女が集まって行う祭り(ゲーテの「ファウスト」にも登場)。ただ、この「最初のヴァルプルギスの夜」では、魔女ではなく異教徒が出てくる。とにかく、おどろおどろしい作品であるのは確か。(好きなんだ!ふふふ。)
    この曲にしても、他の曲にしても、霊感的な何かを受けて作曲したのではと思ってしまう、神がかりなパワーを感じる。わたしにとってメンデルスゾーンはそういう人。


    Mendelssohn: Die erste Walpurgisnacht ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Andrés Orozco-Estrada

 

  • それから・・・
    クララ・シューマンは、どうだろう?作曲家シューマンの妻で、当時の大人気ピアニスト。作曲もこなしていた。今年生誕200年なので、ヨーロッパではクララを取り上げる演奏家もちらほら見られる。

    クララ・シューマン - Wikipedia

    クララは、シューマンの師の娘だった。シューマンより9歳年下。無名の作曲家だった弟子シューマンなどに、子供時代から大スターピアニストだった自慢の娘をあげるなんて、とんでもない。クララ父は2人の関係に大激怒した。裁判で結婚を認めてもらったという苦しい出来事を経て結婚した2人。沢山の子供が生まれた。幸せな時期もあった。でも精神を病んだシューマンは若いクララを置いて死んでしまった。ピアニストとして生計を立てながら子供たちを育てたクララ。ブラームスという友人にも支えられながら。

    自由研究の作曲家として、候補の一人としてもいいのかもしれない。ただ、わたしは今のところクララさん作曲の作品の中で、ご紹介したいほど、特に印象に残っている曲がない。数曲聴いたことはあるのだが・・・

 

この先のお楽しみ・・・ 

調べた作曲家の曲が演奏されるコンサートのチケットを、親におねだりしよう。あるいは、いつか自分で買おう。あるいは、その国を訪問しよう。音楽を知れば知るほど旅が楽しくなる。

音楽について調べるのは楽しいでしょ?

先入観なしで音楽を浴びるのは気持ちイイかもしれない。

でもね、知識があればあるほど、妄想&想像が広がるのも事実。

クラシック音楽は長い。交響曲1曲の演奏時間が1時間という場合もある。感性だけに頼って聴くと、飽きてしまうかもしれない。本やネットでいろんな知識を仕入れよう。そして、もっと音楽をたのしもう。ね!?

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 アナタの自由研究や宿題がうまくいきますように。

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