エキセントリックで魅力的なクラシック音楽界の男たち 3選

ネマニャ・ラドゥロヴィッチ

Nemanja Radulovic

1985年 旧ユーゴスラヴィア生まれ


Khachaturian: Violin Concerto - Nemanja Radulović - Live Concert HD

 

2008年、クラシック音楽初心者だったわたしは、東京国際フォーラムでゴールデンウィークに開催されているラ・フォル・ジュルネという音楽祭に行った。そのとき、ビックリするぐらい満面の笑みで登場してヴィヴァルディの「四季」のソロを演奏したヴァイオリニストがいた。

当時のわたしは演奏者の名前など全然知らなかったが、あのスマイルは忘れられない・・・ その後、資料などをもとに調べたら、あのときのヴァイオリニストは彼だった。

その頃、ネマニャさんは日本でかなり人気だったと思う。最近、日本ではお名前を見ない気がするのだが、去年、たまたまYouTubeで上の動画を見つけて、なんだか素敵な大人になったなぁと思った。お元気そうで何より。ハチャトリアンのヴァイオリン協奏曲の演奏も素晴らしい!

ネマニャさんが子どもの頃、ユーゴスラヴィアは困難な時期だった。その辺については少々古いけどこちらのインタビュー記事をどうぞ。

www.ojihall.jp

 

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(あれれ!ストレートヘアにしたのね!?)

 

 

 

ジャン・ロンドー

Jean Rondeau

1991年 フランス パリ生まれ


Jean Rondeau records Rameau's Les Sauvages on harpsichord: album 'Vertigo'


Bach: Harpsichord Concerto No.1 in D Minor BWV 1052 (Jean Rondeau: Dynastie)

彼の名前は東京のコンサートシーンでも見る。話題になっているように感じる。わたしはまだ生演奏は聴いていない。いずれ機会があるかも?

YouTube動画はいくつも再生したが、ご本人についてはほとんど調べたことがなく・・・ 勝手にわたしと同世代だと思い込んでいたのだが、彼はわたしよりはるかに若いではないか・・・ 若いうちから自分のスタイル、自分の世界を確立している。ああ、いいなぁ。

もし良かったらスカルラッティもお聴きください。


Scarlatti - K.141 - Jean Rondeau

 

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フランチェスコ・トリスターノ

Francesco Tristano

1981年 ルクセンブルク生まれ


Francesco Tristano - Canzona BuxWV 168 - Buxtehude (Official Video)

これはバロックの作曲家ブクステフーデの作品を弾いているトリスターノさん。ブクステフーデは北ドイツのリューベックで活躍した。若き日のヨハン・ゼバスティアン・バッハは憧れのブクステフーデに会うために徒歩でリューベックまで旅した。

トリスターノさんはクラシック音楽だけでなく、テクノミュージックという分野でも活躍している。テクノ系? エレクトロ音楽? わたしにはよく分からないけど。まったくの異世界。

さあ!そこのアナタもちょっと体験してみよう!


FRANCESCO TRISTANO P:ANORIG Feat. DERRICK MAY Live in Berlin

(ん?坂本龍一さんの曲で始まってる?)

 

下の動画は去年見つけたドキュメンタリー番組なのだが、ここで語学好きのスズキが唸る。

トリスターノさんは、個人スタジオがあるスペインの市場でスペイン語を話しながら新鮮な食材を調達し、スタジオのエンジニアとはフランス語で話し、番組の語りではドイツ語、オーケストラの指揮者とはイタリア語で話す。言うまでも無いが当然英語も話せる。

トリスターノさんの出身国、ルクセンブルクではルクセンブルク語が話されている。ルクセンブルク語は言語的にはドイツ語に近いのだが、フランス語から来た言葉も多い。一方で、ルクセンブルクの公的文書等は基本的にフランス語で書かれているという。

下に貼り付けた記事によると彼は8ヶ国語を話せるそうだ。多言語話者が多いヨーロッパ人の中でも多い方だ。(上に挙げた言語は6つ、残りの2つは?)

こちらも少々古いドキュメンタリーだけど、よろしければご覧ください。(なんか、出来過ぎな人間だな。落ち込むなよ、みんな・・・)


Francesco Tristano | A Day in the Life of the Luxembourg Pianist and Composer

www.ojihall.jp

トリスターノさんと言えば、数年前にピアニストのアリス=紗良・オットと組んだデュオも話題になった。ドイツ出身のアリスさんはお母様が日本人。

わたしはクラシック音楽を聴き始めたばかりだった2008年に20歳のアリスさんが弾くリストのピアノ協奏曲を聴きに行ったことがある。

あのときも今も、アリスさんはいかにもクラシック音楽のピアニストという雰囲気なのだが、トリスターノさんとのデュオではアリスさんもクラシック音楽の枠を超えたカッコ良さがギラリと光る!


Alice Sara Ott & Francesco Tristano - Scandale - Stravinsky (Official Video)

 

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以上、堂々と自分の世界を突き進むクラシック音楽界の男たち3選をご紹介しました。もちろん記事タイトルの「エキセントリック」という言葉は良い意味で使っています。人と違う独特の音楽人生を歩んでいるカッコいいアーティストたちです。

 

こんなに興味範囲が幅広く、才能豊かな彼らが、クラシック音楽に取り組んでいるのです!

クラシック音楽は彼らのような人々をも魅了するのです!

ああ、クラシック音楽って、なんて素晴らしいのでしょう!!

(それが言いたかっただけ!!)

 

明日はバレンタインとかいう日です。

わたしは日本のイベントがキライです。何もかも商業的で幼稚で・・・ やれやれ。

日本社会における女性の役割もキライだ。

日本のすべてを捨ててヨーロッパに逃げる日など、やっぱり来ないのだろうか。

人生なんかくだらんわ。

 

 

スズキのお気に入り演奏者たちを紹介する記事もあります↓ 

www.music-szk.com


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