東京のクラシック音楽コンサートは19時スタートで良いのか?

ああ、禁断症状が・・・

そろそろ再びヨーロッパ旅をしたい(切実)

脱ニッポン・・・ (スズキ、心の叫び)

 

ところで皆さん、海外旅行先でクラシック音楽を鑑賞すると、あることに気付きます。

夜のコンサート開始時間が東京とは違うのです。ヨーロッパのコンサート19時半または20時スタートが多いです。稀に21時スタートというのもあります。

一方、東京を始めとする日本では平日夜のコンサートなら19時開演が定番です。

例外として、一部のオペラなど演奏時間が長い作品の場合は18時半または18時から始まることもあります。これはヨーロッパでも同様です。特にワーグナー作曲のオペラなどを演奏するときは早い時間にスタートする場合が多いです。

土日祝日の夜のコンサートは平日より早い時間に開演する場合もあります。東京では土日祝日は18時スタートのコンサートがあります。

ちなみに昼間のコンサートは日本でも海外でも14時または15時スタートが多いです。

せっかくなので、世界各地のクラシック音楽コンサートの開演時間を調査してみました。調べたのはメジャーなコンサートホールや歌劇場の開演時間です。

自分自身が行ったところ、行きたいと思っているところを中心に取り上げたので、偏りがありますが、参考にしていただければと思います。

 

平日夜のクラシック音楽コンサート

演奏スタートは何時?

 

フランス パリ

フィルハーモニー・ド・パリ  20:30

国立オペラ、バレエ 19:30

シャンゼリゼ劇場 20:00

サル・ガボー 20:30

なんと! 数年前にオープンした新しいホール、フィルハーモニー・ド・パリの演奏開始時間は20:30?! やや中心地から離れた立地だから遅い時間に設定しているのだろうか? 以前のメイン会場だったサルプレイエルは20:00だったはず・・・ サル・ガボーは小ホールなのだが、ここも20:30か・・・

 

オーストリア ウィーン

楽友協会 19:30

国立オペラ、バレエ 19:00~20:00

コンチェルトハウス 19:30

 

イギリス ロンドン

ロイヤルオペラハウス 19:00~20:00

ウィグモアホール 19:30

バービカンホール 19:30

 

ドイツ ベルリン

ベルリンフィルハーモニー 20:00

コンチェルトハウスベルリン 20:00

ベルリン国立歌劇場 19:00~19:30

ベルリンドイツオペラ 19:30

 

オランダ アムステルダム

コンセルトヘボウ 20:15 

そうだった。思い出した。アムステルダムでは20:15というユニークな時間に音楽が始まるのです。

 

スイス チューリッヒ

オペラ、バレエ 18:00~20:00

トーンハレ 19:30

 

チェコ プラハ

オペラ、バレエ 19:00

ドヴォルザークホール 19:30

 

イタリア ミラノ

スカラ座 20:00

 

ロシア サンクトペテルブルク

マリインスキー劇場の各ホール 19:00~20:00

もっと早い時間、もっと遅い時間もあるらしい。

 

アメリカ ニューヨーク

メトロポリタン歌劇場 19:30~20:00

リンカーンセンター 19:30~20:00(NYフィル)

ニューヨークフィルでは19:30スタートのコンサートの翌日に同じプログラムを20:00スタートで演奏しているらしい。どちらでも都合の良い方を選んで行けばいいということね。でも、微妙に自分のコンサートの時間を間違えてしまいそう・・・

 

アジアではどうなのかしら・・・?

台湾フィルハーモニック(NSO國家交響樂團)のウェブサイトを見てみたら、平日夜のコンサートは19:30スタートとなっています。

香港フィルハーモニー管弦楽団のウェブサイトを確認すると、平日夜は20:00スタートとなっています。

 

というわけで、平日夜のクラシック音楽コンサートのほとんどが19時に始まるという東京の各ホールは、世界基準からみると「開演時間が早い」と言えます。

 

背景を分析する

他の地域についてはよく分かりませんが、ヨーロッパについては、何となく思い当たる点があります。他の地域ももしかしたら似たような事情なのかもしれません。

ヨーロッパのコンサートはなぜ日本のコンサートより演奏開始時間が遅いのでしょうか? おそらく次のような事情のためだと思われます。

  • 昼間の仕事や用事が終わってから、一旦家に帰り、コンサートに相応しい衣装に着替えたり、腹ごしらえをする。そのため、遅い時間の方が都合が良い。19時だと早すぎる。
  • 東京の人のように片道1時間や2時間(あるいはそれ以上?)かけて通勤する人は少ないので、一旦家に帰る時間的な余裕がある
  • そもそも、仕事の服のままで仕事の荷物を持ってコンサートに行くとか、買い物に行く格好のままで買い物バッグを持ってコンサートに行くという考えが無い?

一方、東京の状況はというと・・・

  • 昼間の仕事や用事から直接コンサートホールに向かう。
  • 遠いところから来る人も多く、一旦帰宅するのは時間的に無理。都内在住であっても、電車が帰宅ラッシュで混んでいて疲れてしまうので、直接コンサートホールへ行く方がラク。
  • 仕事の服のままコンサートに行くことに抵抗がない。買い物袋や仕事道具も客席に持ち込める。(ヨーロッパではセキュリティ上の問題もあり、ハンドバック以外は持ち込めないホールが多い。)

 

 

東京のコンサートも19時半や20時スタートにするべき?

いや、個人的には、早く始まって早く終わるほうがありがたいのです。

かれこれ10年以上も朝の満員電車を避けて早朝通勤&朝カフェ生活をやっているので、コンサートの翌朝も早起きしなければなりません。

 

東京で19時半や20時開演のコンサートに行くとしても、おそらく一旦家に帰って着替えて・・・という人は少ないと思われます。遠くて無理な場合もあれば、帰宅ラッシュに巻き込まれるのがイヤという場合もあるでしょう。

19時半や20時スタートなら、わたしはカフェなどどこか飲食店で本を読みながらひたすら待つしかありません。早く始まって早く終わるほうが断然ありがたいのです。

ただし、もし19時半や20時スタートにすれば劇的に客が増えるというのなら、そうするべきなのかもしれません。

都内のあるオーケストラが平日19時15分スタートのコンサートをやっていたような気がするのだけど、いまでもやっているのかしら?成果はあったのでしょうか?

数としては少ないけど、都内でも19時半スタートのコンサート情報を見たことがあります。

個人的には、20時スタートはさすがに遅いと感じますが、19時半スタートなら受け入れられます。

遅ければ遅いほど良いとは思いません。19時スタートの東京のコンサートでも、帰りの電車を気にして残念そうに途中で席を立つお客さんや、アンコールを聴かずに急いで出て行くお客さんもいます。東京のコンサートのお客さんは地理的に広い範囲から来ているのです。

19時開始のコンサートでも終演が21時半を超えて22時近くなってしまうこともあります。20時開始であれば、途中で鑑賞を諦めなければならないお客さんが増えるでしょう。

 

アンケート

あなたはどう思いますか?

19時に演奏を開始するのは妥当?

もっと遅い方が良い?

逆にもっと早い方が良い?

 

 

結果?

アンケートに回答していただいた3名の皆さん、どうもありがとうございました。

初めてアンケート機能を使ってみました。どなたに回答していただいたかは分からないようになっているのですね。(安心して誰でも回答できるということですね。)

予想通りの弱い反響だったので集計結果と言えるほどの結果をお伝えすることができず、せっかく協力していただいたのに、申し訳ございません。

有意義な内容のアンケートだと個人的には思います。

いつか、このブログがもう少し成長したときに再度アンケートを実施するかもしれません。

この記事の内容は軽くネット検索しただけの情報をベースに書いたものですが、それだけで以下のことが分かりました。まとめておきましょう。

  • 日本の平日夜のコンサート開演時間(19時)は、世界各地の中では早い。
  • バレエやオペラを除き、平日夜のコンサート開演時間は都市内で揃えている場合が多いが、施設ごとに異なる場合もある(例:パリ)
  • 同じプログラム、同じ施設で、翌日は30分遅い時間に開演というパターンもある。(例:ニューヨークフィル)

日本の悪しき伝統である飲み会というものと疎遠になって久しいのですが、記憶によると19時スタートの飲み会は必ず遅れてくる人がいたものです。19時半ぐらいに来る人や、20時に来る人など。コンサートも少し時間を遅らせると良いのかもしれません。遅らせてみたけど、結局来場者数は変わらないのかもしれません。どうなのでしょう。

東京には数多くのクラシック音楽ホールがあります。

この記事でも紹介しました。 

www.music-szk.com

こんなに沢山ホールがあるのに、ほとんどすべてのホールで平日夜の演奏は19時スタートなのはなぜなのだろう。空気読んで周りに合わせる日本のお家芸?

 

何がベストなのかというのはわからないけど、ひょっとしたら、変化させることで新たな希望が見えてくる可能性もあります。

拙記事がコンサートを企画運営する側の人々の参考になれば幸いです。

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