クラリネットで聴く見事なクジャクのダンスに導かれて・・・クラリネット奏者マルティン・フロストを知った

アナタが週末に楽しむ動画として、こんなのいかがでしょう?

他に書く予定の記事があったのだが、今朝発見したこの動画を先にご紹介したい。

 

ご覧ください。カブリ物をかぶった男がクラリネットを演奏?

子どもたちのヒーロー5人組ナントカ戦隊ナントカレンジャーの一員か??

と思ったら、これが類稀な才能を持つクラリネット奏者だった。


Hilborg: Peacock Tales – Klarinettenkonzert ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Martin Fröst ∙ Carlos Migue...

曲はスウェーデン出身の作曲家アンデシュ・ヒルボリ (Anders Hillborg 1954- ) の作品、クラリネット協奏曲「孔雀物語」で、ソリストは同じくスウェーデン出身のクラリネット奏者マルティン・フロスト (Martin Fröst 1970- ) 。

プロのダンサー?舞台俳優?

そう思わせるぐらい洗練されたパフォーマンスなのだが、そもそも、その前に、やたらと演奏が上手い。只者ではない。調べてみると、マルティン・フロスト(フレストという表記も見られる)は、歴としたクラシック音楽の演奏者だった。

近年、日本でもNHK交響楽団とモーツァルトのクラリネット協奏曲を演奏したり、読売日本交響楽団とアホのクラリネット協奏曲を初演したり。ヨーロッパ各国のオーケストラと協演したり、スイスのヴェルビエ音楽祭に出演したり。第一線で活躍するクラリネット奏者なのだ。

 

あれれ?

なんでスズキは今の今まで彼を知らなかったのか?

(クラリネット奏者というとポール・メイエやアンドレアス・オッテンザマーがいるので、それで満足して、それ以上鑑賞範囲を広げようとしなかったのかしら?笑)

 

さらに調べてみると、最近出たCDはメシアンの「世の終わりのための四重奏曲」で、共演がジャニーヌ・ヤンセン(ヴァイオリン)やリュカ・ドゥバルグ(ピアノ)他。気になるCDだ。

(画像クリック→Amazon)

 

さらに調べてみると、フロストがよくアンコールで弾いているのはクレズマー音楽をベースにした作品。クレズマー音楽はクラリネットとも相性が良いのだろう。曲もたくさんある?

クレズマー音楽はユダヤ民謡の音楽であり、クラシック音楽の中にもクレズマー音楽の影響がみられる作品は多い。わたしの好きなタイプの音楽である。

ただし、いわゆるヨーロッパ各地における民族的な音楽というのは、みんな似たような雰囲気があり、わたしは明確には区別できない。クレズマーも、ハンガリー風も、ロマ風もみんなお互い影響を与え合っているように思う。

クレズマー音楽って何?という細かい部分は今は取り合えず放置しておこう。とにかく、このタイプの音楽はわたしの好きな音楽なのだ。


Martin Fröst and VFCO play Giora Feidman "Let's be happy" (Klezmer tune) - Verbier Festival 2010

下の動画のクレズマーダンスは上の「孔雀物語」のアンコールとして演奏したもの。


Göran Fröst: Klezmer Dance No. 3 »Let's be happy« ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Martin Fröst ∙ Carlos ...

演奏前に「クレズマーダンスなのだけど、ちょっとスウェーデン風になっている。なぜなら編曲したのはボクの弟だから」と言っている。

弟 Göran Fröst についても調べてみると、プロフィール上は作曲家ではなくヴィオラ奏者となっている。綴りを見るとゴーランと発音したくなるが、動画内でマルティンは弟の名を「ジョーラン」と発音している。そして、苗字はドイツ語学習者としては「フレスト」と発音したくなるが、動画内では「フロスト」と言っているように聞こえる。

ああ、それにしても、ジャズにもつながりそうなギュっと捻った(絞った?)絶妙な音色がたまらない!!

 

つまらん人生のつまらん週末に、こんな動画を楽しもう。

今度マルティン・フロストが来日するときは聴きに行きたい。

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