日本のクラシック音楽コンサートもEチケットを導入しよう!

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ある年、音楽好きのSさん(仮名)は、ゴールデンウィークに東京で開催される音楽祭の有料コンサート10公演のチケットをネットで購入した。チケット郵送はとっても高いので、Sさんはコンビニ発券を選択した。

コンビニ発券の流れ: 

オンライン購入↓

チケット引換票を印刷↓

コンビニに行く↓ 

Sさん「発券お願いします」

店員 引換番号コード読み取り「ピッ」

店員「画面タッチお願いします。」

チケット印刷開始、印刷完了。

店員 チケットを取ってくる。

店員「チケット内容の確認お願いします。」

Sさん チケット確認。

店員「チケット受取のサインお願いします。」

Sさん サインする。

店員、チケット入れにチケットを入れてSさんに渡す。

10公演分のチケットを発券するときは、このやり取りを10回繰り返す。ああ、面倒くさい。Sさんは考えた。よし、3~4回に分けて発券しよう。今日は3公演、明日2公演、来週残りの公演・・・(あーでもメンドクサイ・・・)コンビニが空いているときに行きたいけど、仕事があるから、なかなか難しい。

簡単な作業だと思うかもしれないが、10回も繰り返すとなると時間もかかる。店員、Sさん、レジ待ち客から笑顔が消える。

東京・首都圏には300席から3000席のクラシック音楽ホールが数十ヶ所もあり、それぞれでほぼ毎日公演がある。オンラインでチケットを購入した人の多くは、チケット郵送手数料が高額の場合は、「コンビニ発券」を選ぶ。でも、この「コンビニ発券」は、頻繁にコンサートに行く人にとっては非常に面倒なプロセスだ。おそらく、クラシック音楽以外のジャンルでも「コンビニ発券」はよく利用されているのだろう。

他の方法でチケットを購入する人もいるので、全体のうち何割のチケットがプレイガイド(P社やE社 他)などのオンライン購入システムを通して購入されているかについては、わたしは分からない。プレイガイドではなく、主催者の公式サイトで購入する場合でも、コンビニ発券が必要となる場合もある。そのときの手順は上の説明と同様。

つまり、この面倒なプロセスが全国のコンビニで毎日何千回も何万回も繰り返されている。これは本当に必要なプロセスなのだろうか?簡素化できないか?

 

また、オンライン購入者はチケット代に加えて手数料も払わなければならない場合もある。プレイガイドのP社でクレジットカード払いの場合、オンライン購入システム利用料が約200円で、発券手数料が約100円の合計300円。この面倒なコンビニ発券システムを利用するために、わたしたち購入者はチケット1枚あたり300円も余計に費用を負担している。購入者にとって面倒なシステムのためにわざわざ購入者が費用負担する意味がわからない・・・

 

Eチケットを導入しよう!

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航空券がEチケット化されたのはもう随分前のこと。ヨーロッパではもう何年も前から主要ホールのコンサートや鉄道の乗車券などもEチケットになっている。

オンラインで購入して、そのままリンク先のPDFファイルやメールアドレスに届いたPDFファイルを印刷して、持っていくだけ。

書面にバーコードやQRコードが付いているので、コンサートでは、それをバーコードリーダーなどで読み取ってもらい、ホールに入る。

鉄道なら発車後にスタッフが車内でチケットを確認する。コンサートではあまりないかもしれないが、鉄道ならスマホやタブレットにEチケットを表示するだけでOKの場合もある。自宅にプリンターが無い人にとっては便利だ。デバイスにダウンロードしておけばネット接続の不安定な場所でも問題なく表示できる。また、印刷が不要ということは、紙を使わないということ。環境にも優しい。

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Eチケットの良いところは、購入者にとっては、購入と同時にチケットを入手できること。それから、コンビニ発券のような購入者が日本在住であることを前提にしたシステムではないので、海外からでも簡単に購入できること。さらに、わたしは詳細は知らないものの、おそらく現在のオンライン購入にかかる手数料より安く利用できるのではと考えている。場合によっては購入者側の負担はゼロということも可能なのでは?

コンサートを主催する側(ホール、オーケストラ等)にとって良いところは、オンライン購入者へのチケット発送が不要となることだろう。公式サイトから購入してくれた人のために、無料または切手代のみでチケットを発送してくれるホールやオーケストラもあるが、Eチケットなら、そんなサービスは不要となり、スタッフはより付加価値の高いサービスを提供することに集中できる。

入口でEチケットのコードを読み取ることで、来場者数の集計も同時に完了。

少々行きすぎかもしれないが、空港の搭乗口のように自動読み取り機を設けて、お客さん自身にEチケットをかざしてもらえば、開場時の対応スタッフ人数も最小限で済む。

コンサート主催者は、プレイガイドを利用するより、本当は直接お客さんに販売したいと思っている。でも、自前のオンライン購入システムを構築して販売すると、システム管理やチケット発送のために費用や労力が必要となってしまう。仕方なくプレイガイドでチケットを販売しているところもあるのでは?プレイガイドに委託販売手数料を払いたくないからオンライン販売に踏み切れないというところもあるのでは?Eチケットなら、販売者側も購入者側も少なくとも発券・発送の手間や費用は最小限に抑えられる。(システム構築については、わたしはよく分からないが、1つシステムを作れば、それを個別に微調整して各ホール・オーケストラに提供できるのでは?)

プレイガイドが先行してEチケットを導入すると良いのかもしれない。東京はコンサートホールやオーケストラの数が多すぎるので、チケット購入者としては、それぞれのサイトで1つずつアカウントを作るのは正直面倒だ。プレイガイドならアカウント1つで全国のホールチケット購入が可能なのだから、やはり便利だ。

 

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以上、素人のアイデアですが、おもしろいと思いませんか!?

そう思ったなら、どうぞご自由にこのアイデアについて上司・チームと話し合ってみてください。顧客に提案してみてください。そして、実現させてください。さあ頑張れ~!!

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