ザルツブルク 文豪シラー像の前に並ぶキュウリの謎を解け!(旧スズキブログより)

2015年夏の音楽旅でザルツブルクに立ち寄ったスズキ。あのキュウリたちは何を想ってあそこで立っていたのだろう。帰国後に書いた考察を微修正して以下に掲載する。

 

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文豪シラー像の前に並ぶキュウリの謎を解け!(ザルツブルク散策)
旧スズキブログ 2015年12月5日の記事より

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覚えていますか? この夏、スズキは初訪問のザルツブルクで立派なキュウリを見たのです。ブログでもちらっとだけ触れたと思います。

銅像はドイツの詩人フリードリヒ・フォン・シラー。彼の詩はベートーヴェンの第九の歌詞にもなっています。我が友シューベルトさんもシラーの詩でたくさん歌を作曲しています。でも、わたしが知っているのはそれぐらい。それ以上、シラーさんのことは知りません。作品も人物も。

シラー像の前に並んでいたのは、ご覧の通り真っ直ぐ背筋(?)を伸ばして立つ凛々しい(?)キュウリたち。きっちり等間隔。謎過ぎる・・・

帰国後に少し調べてみました。ザルツブルクでは、2002年から2011年までの10年間、「ザルツブルク・アート・プロジェクト」をやっていました。毎年アーティストを1人招いて、市内の公共スペースに作品を提供してもらう企画です。シラー像前のキュウリもその1つということです。

このキュウリたちが設置されたのは2011年、プロジェクトを締めくくる最後の年でした。エルヴィン・ヴルム Erwin Wurm という1954年オーストリア生まれのアーティストによる作品です。ユニークかつ皮肉っぽい作風のアーティストらしい。身近なモノを使ったり。むむむ・・・これはひょっとしてわたしの好みに合うかも? いや、ちょっとよくわからないけど。

やはり気になるアーティストかもしれません。日本では青森県の十和田市現代美術館に何やらユニークな作品があるそうです。その名も「ファット・ハウス」とか。

towadaartcenter.com

 

ザルツブルクのキュウリは作品の意味などを考える以前にまずその精巧さが目を引きます。美しい曲線に「キュウリらしさ」を感じます。高級野菜として高値で売れそうな抜群のプロポーション(?) ただし、本物のキュウリより長身でまるで人間のようなサイズ。

作品名はもちろん "Gurken" ドイツ語で「キュウリ(複数)」です。

さて、スズキはこのキュウリをどう解釈すればよいのだろうか・・・

スズキはやっぱりこう思うのです。

キュウリさんたちはシラーさんの大ファンなのです。

ファンというより、尊敬、憧れ、崇拝の対象なのです。

これは、やはりサイン会か何かですかね? 貴重な「ご対面」の機会のためにお行儀よく順番に並んでいるのです。ファン1人に与えられる時間は短いのだろうけど、それぞれみんな真剣です。憧れのスターに会えるのですから。夢のような瞬間がもうすぐ訪れるのです。

それでも、時に浮かれた気分を隠しきれなくなってしまうスズキさんとは違って、キュウリさんたちは冷蔵庫から出たばかりのように(?)ひんやり冷静な頭で、そして真摯な気持ちで、美しく並んでいます。なかなか大人ですね。スズキも見習わなければいけません。

スズキにはキュウリさんたちの気持ちがよく分かります。尊敬する人と言葉を交わすときは、ちょっと背伸びしてでも冷静で知的な印象を与えたいと思うものです。子どものように、おバカさんのように、騒ぐのはちょっと恥ずかしいですから。

そんな真面目なキュウリさんたちを見て、シラーさんは、彼らの健気さにキュンとしてしまうのでしょう!自分が人生をかけて取り組んできたライフワークを、こんなに心から認めてくれて、自分という人間をこんなに愛してくれるファンたちですもの。

シラーさんはキュウリさんの手を取り・・・

おっと無理か。

肩にポンと手を置き・・・

おっとそれも無理か。

ええと、きっとキュウリさんの肌をなでなで(ゴシゴシ?)して、会いに来てくれたことに対する感謝とよろこびを伝えます。

その瞬間、さっきまでひんやり冷静で知的な雰囲気を保っていたキュウリさんは、あっという間に赤面してしまうはずです! ああ、スズキもそれ分かりますよ!だって尊敬の憧れの大好きな人なのですものね!

キュウリさんの濃緑なお肌の一部がピンク色に染まります! かわいい~

ピンク色に染まったところが「頬」なのでしょうね!

もう!キュウリさんったら、本当にかわいい!

塩もみにして食べちゃいたい!


(え?!?!)

 

なーんちゃって。

さあ、あなたならシラー像の前のキュウリたちで何を妄想しますか? そこにはどんなドラマがありますか? よかったら教えてください!

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??????(笑)

「スズキさん」という人、おもしろいね。

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