好きな調について語ろう!アナタの好きな調は何?(スズキによる"超" "調" 入門)

何度も同じことを言っているかもしれないが、世間と話が合わない。一般人は基本的に仲間と家族と日常と流行にしか興味がないのだが、わたしはそんなものには興味がない。いったい、それらのどこが面白いのだろう。

クラシック音楽に限らず、何かにハマった人は誰でもそう思うのだろう。ああ、わたしたちにとって、この世はひたすらつまらない。

 

世間の人が好む普通の会話より、別のこと、たとえば「調」について語るほうが、はるかに充実した楽しい時を過ごせるだろう。わたしは「調」について詳しくはないのだが、「調」が超好きで知識豊富な人と「調」についてお喋りする機会があれば、人生たまには面白いこともあるのだと思い直すだろう。

わたしたちの会話の始まりはこうなる。

「アナタの好きな調は何ですか?」

 

不動の人気ナンバーワン「大腸」

最近人気急上昇の「小腸」

個性的な人々から根強く支持される「十二指腸」

それから・・・

 

?????

(そっちのチョウに夢中な人もいるのかな?笑)

 

おふざけはこれぐらいにしておこう。

 

この記事を読めば、きっとアナタも調が気になって仕方なくなる!(といいなあ・・・♪)調を知って音楽鑑賞をより深く楽しもうではないか!

 

調について

調とは何か?それはつまりハ長調、ト長調、嬰ニ短調、ホ短調などのこと。

(例)

ハ長調⇒ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド(明るい)

ト長調⇒ソ ラ シ ド レ ミ  ファ# ソ(明るい)

嬰ニ短調⇒レ#  ミ#  ファ#  ソ#  ラ#  シ  ド#  レ# (暗い)

ホ短調⇒ミ  ファ#  ソ ラ シ ド レ ミ (暗い)

 

他の音楽ジャンルでは音の高さ(キー)を自由に動かせる。高音で歌うのが得意な歌手ならキーを高く設定する。高音が無理ならキーを下げる。楽器演奏のしやすさでキーを選ぶこともできる。

クラシック音楽ではそうはいかない。なぜなら作曲家はそのキー、いや「調」と言おう。作曲家は調を意識して作曲したので、基本的にそのまま演奏することが求められる。作曲家が意図した音楽を再現するのがクラシック音楽の流儀なのだ。

ある楽器のための作品を別の楽器で演奏するときなど、やむを得ず調を変えて演奏することはあるが、原曲そのままの調で演奏するのが正当な演奏とされる。

なぜそこまで調にこだわるのか。

素人スズキが知っている範囲で事情を説明する。

まず大事な点として、調が曲の雰囲気を作るということが挙げられる。どのような雰囲気かというと、それは感じ方の違いなので人それぞれだろう。何百年か前の音楽教本には編集者や作曲家が個人的に信じる「各調の雰囲気」が載っていた。

例を挙げよう

シャルパンティエはこの調について「なまめかしさや悲しさを表す」と述べている。

マッテゾンは「非常に考え込み、深く沈み、悄然とし、悲しげな状態を作り出す」と述べている。

ホ短調 - Wikipedia より

シャルパンティエ (1643-1704フランス) もマッテゾン (1681-1764ドイツ) も作曲家。

では、ここでブラームスの交響曲第4番ホ短調を聴いてみよう。シャルパンティエやマッテゾンの表現に賛成?それともちょっと違うと思う?


Brahms: 4. Sinfonie ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Andrés Orozco-Estrada

お聴きいただいた通り、曲はホ短調で始まるが、違う調に移り変わっていく。「転調」という。

短調から長調へ、長調から別の長調へ。転調の組み合わせには基本ルールがあるのだが、わたしはよく知らない。近親調、属調、平行調など。興味あるなら調べてみてね。

転調 - Wikipedia

調 - Wikipedia

調は全部で24ある。明るい調(長調)が12、暗い調(短調)が12。

よくある転調の流れを単純化すると、たとえばこうなる。

長調 → 短調 → 長調

短調 → 長調 → 短調

つまり、明るく始まった曲は明るく終わり、暗く始まった曲は暗く終わる。

違うパターンもある。

短調→長調

暗く始まったが、重い雲から光が差し、明るく希望に満ちて終わる。たとえばラフマニノフ作曲のピアノ協奏曲第2番第3楽章のように。ハ短調→ハ長調

長調→短調

逆に明るく始まったのに暗いまま終わる曲は絶望感が溢れている!!!言わなくてもわかるだろうけど、スズキはそんな曲が好き(笑) このパターンは少ないだろう。パッと思いつくのはシューベルト作曲のピアノ曲、4つの即興曲 D899 作品90-2。もう少し詳しく言うと、こういう流れ:変ホ長調→ロ短調→変ホ長調→変ホ短調。 あんなに明るくかわいらしく始まるのに、救いようのない絶望で終わってるのですよ!!!

聴いてみたくなった?!ではどうぞ!遠慮しないで!


Schubert Impromptu Op.90 No.2 P. Barton FEURICH 218 piano

こちらはタイで愛らしい小さな娘さんと暮らす画家&ピアニストのポール・バートンさんのYouTubeチャンネル。タイのゾウさんたちもポールさんのピアノにうっとり。

ああ!シューベルトさん!

 

(しばらくシューベルト愛に浸るスズキさんだった) 

 

各調について紹介したいが、時間がかかって仕方ないし、何しろわたしはエキスパートではないので教えてあげられる情報も限られている。後ほどスズキ自身が気になる調だけを「オススメ」としてピックアップする。一番好きなロ短調については、最後に語る。お楽しみに。

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各調の雰囲気をチェックしたいなら、バッハの平均律クラヴィア曲集を聴くと良いだろう。全2巻ある。それぞれに24の調が含まれている。

平均律クラヴィーア曲集 - Wikipedia

24調、それぞれ1曲ずつ作曲するという試みは、バッハに続きショパン(24の前奏曲)やショスタコーヴィチ(24の前奏曲とフーガ)も挑戦している。そちらも合わせて聴いてみると良いだろう。

 

調の一覧や関係図はどこか別のサイトでご確認ください。

ご参考 全調運指鍵盤図補足動画 - YouTube

短調の音階(スケール、長調なら「ドレミファソラシド」など)には3種類(和声的、旋律的、自然的)があるが、それについてスズキに聞かないでください・・・そんなこと知らなくてもこの記事を楽しめるからね。

 

クラシック音楽では、なぜそこまで調にこだわるのか。

もう1つの事情として、調が暗号のように用いられている可能性もあるのだろうと思う。

調は日本語ではハニホヘトイロで表す。

 ハ長調はハ(ド)から始まる明るい音階

 ト短調はト(ソ)から始まる暗い音階

英語ではCDEFGABで表す。

 C major は C、つまり C (ド) から始まる明るい音階

 G minor は G、つまり G (ソ) から始まる暗い音階 

ドイツ語ではCDEFGAHで表す。

 C-Dur(ハ長調)

 g-Moll(ト短調)

作曲家が、その調を表すアルファベットを、意識的に使った可能性がある。例えばドイツ語のG-Dur(ト長調)やg-Moll(ト短調)は、Gで始まるのでGott(神)を意味するとか。うーん、ややこじつけ感があるかもしれないけど。あるいは、好きな女性や作曲家自身のイニシャルとか。だとしたら、勝手にキーを変えると、曲に込めた意味が正確には伝わらない・・・かもしれません。

 

クラシック音楽では、なぜそこまで調にこだわるのか。他にもまだ考えられる。

たとえば、それは楽器の事情による。特にバロック時代までは、これこそが最も重要な事情だったのかもしれない。 主に管楽器、とりわけフルートなのかしら? 吹きにくい音階があったり、吹きにくい音があったりするため、作曲家は都合の悪い調を避けて作曲していたという事情。「吹きにくい」というのは、つまり無理な指使いを強いられたり、ぴったり合う音程ではなく曖昧な音程になってしまいがちだったり、弱い音でしか鳴らせなかったりということらしい。

現代の楽器は「改良」されたので、あらゆる調に対応し易くなったそうだ。でも、その分、むかしの楽器の不安定で繊細な独特の魅力が犠牲になってしまった。(なので、「改良」という言い方は避けたいという。)

先日の音楽祭で、楽器と調に関するおもしろい話を聞いた。

コンサートの最後の曲はバッハ作曲トリオソナタ「音楽の捧げもの」で、調はハ短調なのだが、フルート奏者の前田りり子さんのトークによると、ハ短調はバロックフルートでは演奏しにくい調とのこと。なぜわざわざ演奏しにくい調で作曲されたのか?

「音楽の捧げもの」は、フルートを愛し、自らフルートを演奏するプロイセン王国のフリードリヒ大王に捧げられた作品だ。大王は、ライプツィヒからベルリンを訪問したバッハに、鍵盤楽器の即興演奏のテーマとして、ハ短調の旋律を与えた。バッハはライプツィヒに戻ってから、そのテーマを使ってフルートを含むアンサンブルのための「音楽の捧げもの」を作曲した。なぜフルートで演奏しにくいハ短調で作曲したのか。りり子さんによると、次のように考えられる。(わたしの記憶が確かなら・・・)

まず、バロック時代というのは均質なものより「いびつ」なものが好まれた時代だった。弱い音や曖昧な音が混ざったハ短調のフルート曲は当時の人々にとって魅力的に聴こえたのだろう。バロック芸術に相応しい音楽である。

また、当時ベルリンではフルートが大流行していた。というのも、フルートが上手ければフリードリヒ大王に気に入られて、良いポジションに就くことも夢ではないのだから。みんな必死にフルートの腕を磨いた。むずかしい調、つまりハ短調の曲を涼しげに完璧に演奏できたら、国中で人気爆発のヒーローになれる。ということは、ハ短調の作品を作れば、みんなよろこんで必死に練習して演奏しまくってくれるのだ。作曲した曲を多くの人に演奏してもらえて、聴いてもらえることは、作曲家の喜び。こんな状況なら、作曲家だって敢えてハ短調でフルート曲を作ろうと思うだろう。

「ハ短調のフルート曲は、フルートでハ短調を演奏することが極めて難しいということを知っている人の前で演奏すべきである」と誰かがいったとか。大王だったかしら?名フルート奏者クヴァンツさん?  クヴァンツさんに関する過去記事

 

好きな調を頼りに音楽鑑賞

クラシック音楽というと「曲名が意味不明だからイメージが沸かない」「どの曲を聴けばいいか分からない」という人々も多いだろう。

交響曲第9番ホ短調

ピアノソナタ第31番変イ長調

弦楽四重奏曲第8番ハ短調

数百、いや数千数万の曲の中から自分好みの曲を探すときの目安の1つは調である。好きな調の曲なら、その曲を好きになる可能性は高いだろう。自分が好きな調を知っておくと便利だ。

さあ!好きな調を探そう!アナタの好きな調は何ですか?

参考YouTubeチャンネル(再掲)

全調運指鍵盤図補足動画 - YouTube 

 

オススメの調

ご参考として、たくさんある調の中から3つだけピックアップする。 

 

ハ短調 C minor   c-Moll


ハ短調和声的短音階(Cハーモニックマイナースケール)

我々クラシック音楽ファンは、ハ短調というと思い浮かぶ顔がある・・・

それはベートーヴェンさんのお顔。

ベートーヴェンの名曲の中にはハ短調のものが多い。交響曲第5番「運命」、ピアノソナタ第8番「悲愴」、ピアノ協奏曲第3番ハ短調など。

ちなみに前述の作曲家2名によるハ短調のイメージは以下のとおり。

シャルパンティエはこの調について「陰鬱さとわびしさを表す」と述べている。マッテゾンは「並はずれて愛らしく、同時にまた、悲しい調」と述べている。

ハ短調 - Wikipedia

並外れて愛らしい?? うーん。そう思いますか?

こちらの動画はベートーヴェンの最後のピアノソナタ、第32番。そして、やはりハ短調。ベートーヴェン作品におけるハ短調は、シャルパンティエやマッテゾンのハ短調のイメージより重く激しい。2名の作曲家はベートーヴェンより前の時代の人たちなので、時代とともに(あるいは個人により?)調の印象も変わったのかもしれない。


Barenboim: Beethoven - Sonata No. 32 in C minor, Op. 111

 

ニ長調 D major D-Dur


ニ長調音階(Dメジャースケール)

ハ短調で思い浮かべる作曲家がベートーヴェンであるのに対し、ニ長調でわたしが思い浮かべるのはモーツァルトなのだ。マンガ「のだめカンタービレ」で演奏されていたモーツァルトの2台ピアノのためのソナタがニ長調。合唱曲(賛美歌)「アヴェ・ヴェルム・コルプス」もニ長調。


Mozart - "Ave verum corpus", K.618 (Vienna Boys Choir, Bertrand de Billy)

バッハの無伴奏チェロ組曲第6番もまた、ニ長調で思い出す曲の1つ。天に昇っていっちゃいそうな突き抜けた明るさと勢いが好き。チェロじゃないじゃん。なんだこの楽器?!と思ったら、過去記事をどうぞ → スパレンマンの記事


Bach - Cello Suite No. 6 in D major BWV 1012 - Malov | Netherlands Bach Society

前述の作曲家センセイ2名によるニ長調のイメージも見てみよう。

シャルパンティエはこの調について「喜びと勇壮さを表す」と述べている。マッテゾンは「幾分鋭く、頑固な性質を持っている。騒ぎや楽しげなもの、好戦的なもの、鼓舞するようなものに最も適している。」と述べている。

ニ長調 - Wikipedia

 「勇壮さ」「好戦的」などはバッハの無伴奏チェロ組曲第6番からは大いに感じる要素だろう。うんうん。そうだね。

 

ロ短調 B minor  h-Moll

わたしが一番好きな調である。ほらね。

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ロ短調和声的短音階(Bハーモニックマイナースケール)

わたしがロ短調を好きになったキッカケを語ろう。

それは2016年ドイツのライプツィヒに行く前に読んだ本だった。フィクションなのだが、バッハに会うためにパリからライプツィヒに旅した若者2人の物語。せっかくライプツィヒに着いたのだが、バッハは既に亡くなっていた。2人はバッハをよく知る人物から平均律クラヴィーアのフーガについて学ぶ。順調に1つずつフーガを学んでいったのだが、第1巻最後のロ短調のフーガについて教えてもらおうとしたら、そのバッハをよく知る人物は「このフーガは自分にとってとても神聖なものだから教えることはできない」と拒否したのだった。

おお!そうか!

そんなに神聖なものなのか!

わたしは簡単に感化されてしまった。そして、バッハ作曲の平均律クラヴィーア第1巻、最後の曲、ロ短調BWV 869の前奏曲とフーガは、わたしの目標になった。熱にうなされるように夢中になって弾いた成果はスズキのYouTubeチャンネルに掲載されている。

表紙をクリック→Amazon

調べてみるとロ短調はそれ以前からわたしの身近なところにあったのだった。改めて、「アレもロ短調だったのか!」と発見するたびに、鳥肌が立った。ますますロ短調が好きになっていった。

たとえばモーツァルトのピアノ曲、アダージョKV540がロ短調。素人スズキの演奏です。こんな憂鬱な雰囲気はモーツァルトらしくないと思うかもしれないが、これこそがモーツァルトの本当の心情なのだと、わたしは思っている。


Mozart : Adagio K540

 

それから、バッハのマタイ受難曲のErbarme dich, mein Gott(神よ、わたしを哀れみたまえ)もロ短調なのだ!あの刺すように強い悲痛を感じる曲がロ短調なのだ!

場面はこうだ。主イエスは弟子ペテロに「あなたはわたしを知らないと言う」と言った。ペテロは「そんなはず絶対ない」と返した。でも、イエスが捕らえられたとき、ペテロは人々に指差されて「あの人はイエスと一緒にいた」と言われた。ペテロは咄嗟に「わたしはあの人を知らない!知らない!知らない!」と言ってしまったのだ・・・ 鶏がコケコッコーと鳴いて「は!」と我に返ったペテロは、自分の心の弱さに泣いてしまった。そんなペテロの懺悔の歌がErbarme dich, mein Gottなのだ。ぐすん。人間なんて、どうせそんな生き物さ。スズキはますます落ち込む。何はともあれ、それがやはりロ短調なのだ。


Bach - Erbarme dich, mein Gott from St Matthew Passion BWV 244 | Netherlands Bach Society

 

クラシック音楽ファンがすぐに思い浮かぶロ短調の曲といえば、バッハ作曲のミサ曲だろう。ずっとカンタータなどルーテル教会の音楽を作曲してきたバッハは晩年に突如としてミサ曲を作曲。ミサ曲はカトリック教会のミサで演奏される音楽で歌詞はラテン語。(カンタータはドイツ語)

バッハにとってロ短調とは何だったのか?意識的にロ短調を選んでいたのか?それとも、たまたまこれらの曲でロ短調を使ったのか?

ロ短調は英語ではB minor で、Bと言えばバッハ自身のイニシャルなのだが、バッハは英語ではなくドイツ語で捉えていたはずなので、h-Moll、つまりHがこの調を表すアルファベットだった。わたしが以前読んだ本によると、Hに込められた意味はHimmel(天または空)を意味したのではということだったと思う。(たぶん) 

ロ短調に対するわたしのイメージは、神秘的で宗教的な響き。短調だから暗いのだけど、暗過ぎない。かすかな希望の光、弱い光を感じながら一人で苦難に耐えている様子。とりわけ、平均律クラヴィーア第1巻のロ短調の前奏曲&フーガに関しては、十字架を背負って丘を登っている様子のように思う。登り切った先にあるのは希望か、それとも? 救済はあるのか、ないのか。不安だけど、その運命を受け入れようとする態度・・・

(妄想しすぎか?)

では、あの2人の作曲家はロ短調をどう捉えているか、見てみよう。

シャルパンティエはこの調について「孤独でメランコリック」と述べている。マッテゾンは「奇異で不快、メランコリック」と述べている。

ロ短調 - Wikipedia

 「孤独」ですって!「メランコリック」ですって!納得です。「奇異で不快」は一瞬違うように思ったのだけど、そういえばバッハの平均律クラヴィーアのロ短調のフーガは不協和音のようなものが混じっている。その辺を「奇異で不快」と表現したのだろう。ロ短調のそういう部分が、聴き手の想像力を掻き立てるのだ。澄んだ美しい音楽だけがクラシック音楽ではない!

ではロ短調の前奏曲とフーガをお聴きください。スズキではなく、ユーリ・エゴロフの演奏で。フーガは9:27から。エゴロフについては過去記事をお読みいただければと。


Youri Egorov plays Bach Prelude and Fugue No.24 in B Minor, BWV 869

 

ロ短調のファンが増えるといいなぁ!(スズキの密かな野望) 

 

クラシック音楽のプロたちは調についてよく知っているか?

基本的には「イエス」だろう。特に作曲家は調を意識して作曲している。演奏家も曲の分析で調の種類や流れを確認している。演奏家も場合によっては編曲したりカデンツァを作曲することがあるので、当然の知識として調について熟知しているのだろう。

ただし、一部の演奏家の中には調の感覚があまりない人もいるらしい。いわゆる、直感的にスゴイ演奏をする人たちだ。研究熱心ではないものの、鋭い感性で音楽に反応できてしまう天才たち。ある大物ピアニストは、お客さんから「今日のリサイタルの○○調のソナタに感動しました!」と言われたのだが、そのピアニストは調を意識せずに演奏していたので、どの曲について言われているのか分からなかったとか・・・ そんな話を聞いたことがある。

 

調について熱く語る会とか、実現できないだろうか。ただ、わたし自身はあまり知識がないので雑用係しかできない。調について語れる友人知人もいないので講師役、司会進行役などを依頼することもできない。

 

世間の日常会話などより、調の話のほうがよっぽど面白いのにな。

アナタも好きな調を探しませんか?調を語るお茶会に加わりませんか?

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