2020年~2021年クリスマス&年末年始に鑑賞したいクラシック音楽コンサート・オペラ動画(音楽好きのスズキ選)その1

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クラシック音楽というと、とにかく演奏時間が長い。ピアノソナタ1曲が30分とか、交響曲1曲が1時間とか、 オペラに至っては2時間、3時間、あるいは4時間・・・

コロナ禍の「ステイホーム」が続く今年の年末年始は、そんなクラシック音楽に浸るチャンスかもしれない。

そこで、元クラシック音楽コンサートの常連客(自分で言って悲しい・・・涙)で、現オンラインLive動画の鑑賞者であるクラシック音楽好きのスズキが、実際に最近自分で鑑賞した動画の中から、年末年始の鑑賞におすすめしたいコンサートをご紹介する。

以下はご紹介するコンサートの選択方針

  1. BGMとしてのクラシック音楽ではありません
    クラシック音楽ファンにとって、クラシック音楽はBGMではありません!そのような音楽をお求めでしたら、別のサイトを参考にしよう!
  2. 目を閉じて音質を味わう鑑賞ではありません
    ここで紹介する動画はばっちり目を見開いて鑑賞しましょう!目を閉じて楽しむ音楽については、オーディオ好きのクラシック音楽ファンにおすすめを訊ねてみるといいでしょう!
  3. 第三者が勝手に投稿した動画ではありません
    正当な権利を持つ投稿者が投稿した動画を取り上げます!演奏者が納得して撮影されて、世界に共有されている音楽を聴きましょう!

クラシック音楽の初心者には向かない選曲かもしれない。

でも、もしこの中に惹かれる動画があったら、ぜひ鑑賞してみてはいかがだろうか?新しい発見がありますように。

 

♪  ライプツィヒの聖トーマス教会で J. S. バッハのゴルトベルク変奏曲 アンジェラ・ヒューイット

86分

(追記:視聴可能地域が限定となってしまったらしい)

場所が凄い!バッハが音楽活動したライプツィヒの聖トーマス教会。バッハ様が眠る教会。あの白地に赤いラインの天井の教会。2020年11月の演奏。ピアノはファツィオリ。彼女の所有物なのだろうか?アンジェラさんのファツィオリというと、悲しい事故がありましたね・・・

ロックダウンのためか、もともとそういう企画だったのかは知らないが、お客さんはいない。でも幸せそうに演奏している。動画は2021年2月15日まで公開。

 

♪ 2020年ノーベル賞授賞式記念コンサート(無観客)ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」(ピアノ:イゴール・レヴィット)

ピアノ協奏曲だけなら40分、後半も入れると2時間弱(20分休憩含)


2020 Nobel Prize Concert

イゴール・レヴィットは尊敬するピアニストの1人。抜群の安定したテクニックだけでなく、人間性というか、ピアニストとして生きていくという強い覚悟を感じられるところ。人生の苦しさと音楽を作る喜びを両方とも知っている人だと思う。まだ若いのだが。

休憩時間後の「演奏者からの一言」で、イゴール・レヴィットは、ノーベル賞の授賞者たちにお祝いの言葉を述べた後に、(ちゃっかり?)クラシック音楽界の現在の状況や自分の想いを世界各地で鑑賞していると思われるオーディエンスに向かって語っている。それを聴きながら涙したスズキだった。

指揮者のステファヌ・ドゥネーヴはピアニストのエリック・ル・サージュのプーランクCDで知った。確かドイツのオーケストラと来日したときに生演奏も聴いたはず。ピアノはル・サージュさんで。

イゴールが演奏するピアノ協奏曲だけを聴くつもりだったのだが、司会者が後半の曲も絶対に楽しんでいただけると言うので、つられて全部鑑賞した。楽しかった。フランスの作曲家ギヨーム・コネソンもやはりル・サージュさんの動画で少し知っている。

 

♪ 2020年7月 マドリードの歌劇場テアトロ・レアルで上演 ヴェルディのオペラ『椿姫』 

2時間15分


LA TRAVIATA Verdi – Teatro Real Madrid

今年7月、ロックダウン解除後にいち早く観客を迎えての上演を再開したスペインの歌劇場の上演記録である。情熱の国スペインで上演された情熱の国イタリアの愛の物語なのに、接触無しのコロナ時代の新演出で行われた。病気で死にそうなヴィオレッタのもとにアルフレードが戻ってきた場面なのに、がっしり抱き合うこともなく物語は進んでいく。観ている方が悲しくなる・・・

ロックダウン後の戸惑いの中での上演という雰囲気が漂う。オーケストラの音のボリュームが足りないと思う部分があったり、合唱団の位置が遠い、バラバラ感なども一部感じるのだが、今年の思い出として鑑賞しておこうと思った。

特筆したいのはオペラをずっと待っていた観客の温かい声援と、こんな状況でも驚異の歌声を惜しみなく発揮するスーパー絶好調のヴィオレッタ役。歌手を調べてみるとラトヴィア出身のマリーナ・レベカという名前。相手役アルフレードはアメリカ出身のマイケル・ファビアーノ。

 

♪ バロック音楽の夕べ モンテヴェルディやハインリッヒ・シュッツなど(フランスのストラスブールでの演奏) 

約5時間 (!)

お客さんがマスク姿なので比較的最近の演奏だと思われる。コロナ禍で5時間も演奏したのだろうか?!

そうではない。数回のコンサートをまとめた映像。

会場である City Hall はバロック時代に建てられた建物で、ストラスブール市が所有している。結婚式やレセプション、晩餐会などで利用されているとウィキペディアに書かれている。複数の名がある→Hôtel de Hanau、Hôtel de ville、Hanauer Hof

最初の1時間のみ鑑賞した。続きは休暇中のお楽しみにする。

鑑賞済みの部分ではハインリヒ・シュッツ(1585-1672)やモンテヴェルディの作品が多かった。マドリガーレは・・・確か無かったのだが、雰囲気的にはモンテヴェルディのマドリガーレのような感じの曲が多い。躍動感あるバロック的な盛り上がりは、聴いていてまったく飽きない。5時間ぐらい余裕で楽しめそうだ。

演奏していたのは指揮者でテノール歌手、そしてストラスブール出身であるブノワ・アレ Benoît Hallerと彼が率いるバロックアンサンブル。

演奏者は各回変わるらしい。

この動画と上のアンジェラ・ヒューイットの動画は、フランスとドイツで放送しているARTEというTV局が提供している。動画ごとに視聴可能な地域が設定されているので、日本からは視聴できない動画もあるのだが、良質なコンサート映像が豊富にあるのでオススメしたい。

www.arte.tv

 

♪ スズキブログの過去記事で紹介した動画もオススメ

例えばフィンランド国立歌劇場のモーツァルト作曲「コジ・ファン・トゥッテ」のパロディで「COVID FAN TUTTE」などいかがだろうか?フィンランドの皆さんのコロナ禍事情がわかる。強烈な風刺ではなく、穏やかな皮肉なので、イヤな気分にはならないだろう。

1時間40分


COVID FAN TUTTE – Finnish National Opera and Ballet

全編フィンランド語なのだが、字幕オンにして英語で楽しめばいい。字幕ばかり読んで疲れてしまったら、もう1回鑑賞すればきっとよく分かる。スズキブログの記事も参考になるだろう。

www.music-szk.com

あるいは、ジェズアルドのマドリガーレなどいかがかしら?

声のアンサンブルは年中楽しく鑑賞できるのだが、なぜか冬のホリデーシーズンに特に聴きたくなる。

1時間20分


Les Arts Florissants - Gesualdo Livre 5

ジェズアルドという作曲家についても、スズキブログの過去記事が参考になるかもしれない。

www.music-szk.com

 

2020年~2021年クリスマス&年末年始に鑑賞したいクラシック音楽コンサート・オペラ動画(音楽好きのスズキ選)の「その2」の記事は来週投稿する予定。

これから公開予定のコンサート動画の中に気になるものがいくつかあるので、それらを鑑賞してから選択してご紹介する。

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